ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

親孝行ってなんだろう

社長のお父さんが、
「死ぬまでに
 飛行機に乗って、沖縄に行きたい」
と言い、
「連れて行ってあげて」とお母さんからも
頼まれたそうで、
近いうちに、休みを取って、
一緒に沖縄旅行に行くそうです。

『親孝行』というものが、
いったい何なのか?
親子関係によって、
様々だと思うけれど、
こういう風に、
希望を言ってくれた方が、
子どもとしては、ありがたいよね。

私は、
親孝行と言えるようなことを、
正直、出来てはいない。

この先も、
出来るかどうか、分からない。
だから、
せめて、
親に迷惑を掛けないように生きて行きたいなとは
思っている。
そして、
両親よりも、1日でも長く生きて、
最期を看取りたいと思っている。

経済的に贅沢をさせてあげたりは出来ないだろうし、
父は車いす生活で介護施設のお世話になっているし、
母も、
今後、どういう状態になるかが分からない。

今になって思う。
旅行に行っておけば良かったなあ。

でも、
子どもの頃は、
毎年 夏休みになると、
どこかしらへ旅行に連れて行ってくれた。

両親は、しんどいだけで、
楽しかったかどうかは分からないけれど、
子どもの頃だけでも、
一緒に旅行に行けて良かったなあと思う。

大人になってからは、
私が、ずっと働いていることもあったし、
父は家に引きこもり気味で、
母は、趣味に忙しくて、
そんな感じで、
家族そろって、どこかへ行くと言う事も、
まったく無くなってしまった。

それぞれが、
それぞれの居場所で過ごすことが、
私たち家族には、
きっと最良なんだと思う。

家族みんなが仲良し、
そういうお家の話を聞くと、
うらやましい気持ちにもなるけれど、
でも、
自分の家が、そうでは無いからと言って、
寂しいとか、残念だとは思わない。

人の数だけ、
他人との関わり方があるんだと、
この年齢になると、
分かるようになった。

父と母は、
決して仲が良いとは言えないけれど、
でも、
長年夫婦でいるだけあって、
お互いを見捨てない。
喧嘩したり、文句を言いあったりするけれど、
1度も、『離婚』という言葉を聞いたことが無い。

子どもの頃は、
それが不思議で仕方なかった。
こんなに喧嘩して、仲が悪いのに、
どうして夫婦でいるんだろう。

でも、
私には分からない、
二人の関係があるんだろうな。

親子
兄弟姉妹
友達
恋人
夫婦
パートナー
そして、
学校や職場、近所などなどの
知り合いと呼ばれる、いろんな人たち。

どれに重きをおくかとか、
どれも、軽めの付き合いしかしないとか、
本人が、心地よい人間関係を築けば良いんだと、
思っているし、
私の事も、
そういう風に思って欲しい。

私は、
血のつながった親子だから、
無理せず、
心地よい範囲で、親孝行をしていきたいなと思ってる。

経済的な援助とか、
病院への送り迎えとか、
最期の日まで、
なんとか付き合いたいと思ってる。

沖縄に連れて行ったりは出来ないけど、
感謝の気持ちはあるからね。