現場の仕事が忙しくなって、
昨日から、元社員さんが手伝いに来てくれている。
その元社員さんが、
「新しい社員さんを入れたら、
仕事を教えてあげる」
と言ったのに対して、
社長が、
「なら、〇〇くん(社員さん)に仕事を教えてよ」
と答えたんです。
すると、
「人には向き不向きがあるから、
〇〇くんはなあ~」
って言ったんだって。
向き不向きって、
なんなんだろうね。
もちろん、
身長とか腕力とか、
そういう持って生まれた身体的特徴で、
有利っていうのはあるのかもしれないけど、
そういうことではなくて、
努力しても、
どうにもならない事って、
本人にとっては、
すごくつらい事実だよな。
でも、
実際、
同じ作業をするにしても、
すぐにコツをつかんで、
速く正確に出来る人もいれば、
いつまでたっても要領を得ずに、
時間も掛かるし、出来栄えも悪いって人もいる。
それが趣味ならね、
『下手の横好き』なんて言葉もあるくらいだから、
許されるんだろうけど、
対価が発生する仕事になると、
そういう訳にはいかない。
ただ、
向き不向きを判断するのって、
タイミングが難しいなとも思う。
なかなか習得できなかったのに、
何かのきっかけで、
急に習得して、
能力を発揮するってことだって、
ゼロではない。
いわゆる『遅咲き』ってやつ。
ただ、
『遅咲き』出来るまで、
待ってもらえる環境があるのかって感じだよな。
現実的に、
仕事だと、
1年以上は待ってもらえないだろうな。
特に、
毎年、年度が替わると、
新しい社員さんが入って来る職場だと、
2年目に入っても、
成果が出ないと、
見放される可能性もあるよね。
私自身も、
何かにつけて『不向き』と思われる方なので、
時間が欲しいと思う反面、
時間を貰ったにもかかわらず、
成果が出なかったらどうしようという恐怖も
すごく分かる。
職場の〇〇くんは、
見放されている感もあるので、
社員の少ない我が社では、
ちょっともったいないし、
困ったことだなと思ってる。
反面、
パートさんは、
何をさせても成果を出す優秀な人なので、
よけいに、
社員の○○くんのダメさが目立ってしまう。
今後、
どうなっていくんだろうなあ。
頭数だけの社員と、
優秀過ぎるパート。
なんかいびつだなあ。
まあ、
私は1人体制で仕事をしてるので、
見守る事しか出来ないけどね。