今日の午後から年末まで、
私の会社のパートさんが、
仕事をお休みすることになりました。
と言うのも、
前社長が、
「利益が出ているなら、お金を使え」
と言い出したからだ。
とりあえず、
パートさんは、
月給の５倍のボーナスを支給するために、
残り1か月半をお休みして、
年間の支給額を調整することになりました。
それでも、
５倍の額を支払えるかどうかは微妙。
１０か月間、
ほとんど休まずに、出勤していたからなあ。
でも、
来年からは、
前社長の、
「昇給せよ」
の命により、
時給も上がることになるので、
扶養控除の上限を越えないためには、
今年より、お休みを増やさないといけないだろうな。
幸いとは言えないけど、
秋から、業務が暇になったので、
こんなにまとめてお休みされても、
なんとか会社は回るんだけどね。
それにしても、
景気はどうなるんだろうな。
アメリカの影響で、
円は、みるみるうちに高くなってしまった。
この間まで、
１ドル１５０円になるかもしれない
なんて言ってたのに、
気づけば、１ドル１４０円。
さて、
この先 どうなるのかしら。
そんな風に、
私なんかは、
来年を不安に思ってるって言うのに、
前社長は、
ことあるごとに、
「お金はあるんだから。
どんどん使えば良いんだ」
なんて言ってくる。
もしかして、
来年は落ち込むだろうから、
余裕のある今年のうちに、
お金を使えと言ってるんだろうか。
実際、
今年の初めは、
会社の所持金の半分を、
前社長への退職金として支払ったので、
会社の資金はかなり少ない状態からのスタートだった。
前年度の損益も、
退職金と言う 高額の経費を使ったので、
プラスマイナスゼロくらいの状態だった。
おかげで、
今年度の納税額は、
かなりお値引きして頂けたんだと思う。
それを思うと、
逆に、来年の納税額が怖くなるよね。
税金対策で経費を使うと言うのは、
よくある話だとは思うけれど、
納税額も減るけれど、
資金だって減っちゃうんだもんなあ。
そんなに贅沢三昧に使っちゃって、
本当に大丈夫なんだろうか。
ただ、
前社長は退職したとは言っても、
なんだかんだと言ってくる。
もちろん、
実際は退職しているわけだから、
「あくまでも、私の意見だから、
自分たちで決めたらよい」
なんて言うんだけど、
とにかく、
自分の意見や考えが１番だと言う、
とてつもない自信をお持ちの方なので、
なかなか意見を聞き入れてはくれない。
そのたびに、
「私みたいに経験がまだ無いから、
分からないんだ」
なんて感じで、
ぐいぐい自説を押し込んで来る。
現社長も、
前社長とは意見が違ったり、
言いたいことがあるんだろうけど、
それでへそを曲げて、
困った時に助けてくれなくなった困ると思って、
おとなしく言うとおりにしている感じ。
パートさんの時給やボーナスも、
前社長が、どんどん増やして行ったんだよね。
もちろん、
優秀な人で、
評価が高いから、
当然の結果なんだけど、
なんせ、上限がある人だからね。
時間単価が上がれば上がるほど、
働ける時間が減ってしまうという、
なんとも切ない状況に、
来年はなりそうだ。
