私の会社のトラックが故障しました。
今日、社長が、
トラックに乗って
隣の県まで、荷物を受け取りに行ったんです。
行きは大丈夫でした。
帰りも、
高速を走っている間は、
何も無かった。
高速を降りて、
地道を走り始めてから、
ブレーキの効きが弱い事に気づいたそうです。
思いっきり踏んでも、
なかなか減速しない。
仕方が無いので、
サイドブレーキを使って、
なんとか会社までたどり着いたらしいんです。
そんな事情を、まったく知らない私。
トラックが到着してから、
定位置に停車するのに、
何度も切り返して、
なかなか終わらない。
ずいぶん丁寧に駐車するんだなあ。
あんなに駐車位置に神経質になるんだなあ。
なんて思ってたんです。
でも、
実際は、
ブレーキが効かなくて、
アクセルを踏むと、
前方に突っ込みそうになるし、
サイドブレーキを使えば、
エンストしそうになるし、
ハンドル操作とは違う方向に進むし、
で、
なかなか駐車出来ないだけだったんです。
ようやく、定位置にトラックを停めた社長から、
その話を聞いて、
ぞっとしました。
急いで、車の修理をお願いしたら、
すぐに、
トラックを引き取りに来てくれたんです。
でも、
トラックの状態を見た車屋さんが、
「こんな状態で、よく走って来ましたね。
こんな状態では、
危なくて、工場まで乗って帰れないので、
牽引車を手配します。」
と帰っていきました。
プロもお手上げの状態で、
よく無事に帰って来れたと、
その事に、本当にホッとしましたね。
車って、
私なんかも、
内部構造なんか、
まったく分からずに運転してるでしょ。
まったく走らないでいてくれれば良いけれど、
今回みたいに、
とりあえずは走り出して、
途中でブレーキが効かないなんて、
そんなトラブル、
サスペンスドラマの主人公のピンチ以外で、
起こるなんて思ってないからね。
自転車とかだったら、
とりあえず、
飛び降りれば、
倒れて止まるだろうけど、
スピードが出てる車だったら、
そのまま走り続けるよね。
しかも、
今回みたいに、
荷物を積んだ2トントラックが、
ブレーキも効かずに、
どんどんスピードを上げていくなんて状況、
怖すぎでしょ。
もし、
その状況に、私が遭遇してたら、
とっさに、
サイドブレーキを引こうって
思いつけるだろうか。
パニックになって、
ただ、ブレーキペダルを踏み続けるんじゃないかなあ。
そういえば、
この間、
富士山で起きた観光バスの事故も、
途中でブレーキが効かなくなったのが原因だったって
ニュースで報道されてたなあ。
その時に運転手さんの怖さ、
すごかっただろうな。
お客さんを乗せた状態で、
バスがブレーキも効かずに、
あんなカーブの多い道を走るなんて、
考えただけでぞっとする。
こういう事があるたびに思うけど、
便利だからって、
何も考えずに、車を運転してるけど、
一歩間違えば、
大きな事故を起こす可能性があるんだって、
常に思いながら、
運転しないといけないよね。
ましてや、
お酒を飲んで、酔っぱらった状態で運転したり、
電話しながらとか、
携帯画面を見ながら運転したり、
そんなことをしている運転者が、
いまだにいて、
その一部が、事故を起こしている。
自分が、すごく危険な行為をしているんだってことを、
つい忘れてしまうんだよな。
人は、慣れた頃に、
失敗するモノ。
常に、自分は失敗するかも知れない
と思って、気を付けて行動しないといけないね。