ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

親は子どもに見返りを求めてはいけない

 
 

重版出来!(19) (ビッグ コミックス) [ 松田 奈緒子 ]


作りたい女と食べたい女 3 (it COMICS) [ ゆざき さかおみ ]

たまたまですが、
この2冊で、
『親』が自分の『子ども』に対して、
「誰が育てたと思ってるの」
「誰が食わしてやった」
と、
見返りを求める言葉を放っている。

親だけではない。
人と言うのは、
自分がこれだけしたんだからと、
相手に、
自分勝手な要求をする。

親だけではない。
友達、
パートナー、
先輩や上司、
その他いろいろな人たちから、
『誰のおかげで○○出来たと思ってるんだ」
と言う様な言葉を掛けられることがある。

もちろん、
生きている限り、
周囲のすべての人に、
いろんな面で、助けてもらう。

だけど、
だからといって、
服従しないといけないわけではないと思う。

感謝することと、
言う事を聞くと言う事は、
まったく違うと思う。

そもそも、
他人に対して行う行動は、
相手が望んだことだったとしても、
自分がしたくてした事なんだ。
だから、
それについて、
感謝することを強要したり、
見返りとして、
服従させる権利なんて無いはずだ。

芦田愛菜さんがインタビューで答えた言葉に
すごく感動したことが有る。

正確な言葉は忘れてしまったけれど、
裏切られるということについて聞かれた時に、
「相手が裏切ったのではなく、
 自分の期待とは違っただけだと思う」
と答えていた。

30歳以上年下の彼女だけど、
本当に尊敬できる人だと思った。

人間関係って、
自分の気持ち次第で、
いくらでも良好になれるんだと言う事だ。

相手の言動が、
自分の気に障る事だったとしても、
それは、
自分の感覚とは違うというだけだ。
相手が悪意があるとか、
間違っているとかではない。

だから、
「こうするべきだ」
とか
「間違っている」
なんて言葉を、
軽はずみに発してはいけない。

そして、
自分の行動に対して、
相手はこうするべきだ
なんて傲慢な考えも持ってはいけない。

特に、
相手に対して、
目上の人間は、
こういう考えを持ってしまいがちだ。

相手の
『感謝』や『見返り』は、
自分勝手に求めても、
良い結果にはつながらない。

自分が相手に対して行った言動を、
どう受け止めるかは、
相手の勝手だし、
それに対して、
非難する権利なんて、
誰にも無いんだ。

『世話』や『育て』というのは、
見返りなど無いものなんだ。

子どもや後輩、部下は、
所有物では無いのだということを忘れてはいけない。

寂しいけれど、
それが、
人間関係を良好に保つ秘訣なんだと思う。