先月 パートさんが辞めてしまって、
さらに人員が減った我が社。
それとは関係なく、
去年の年末から、
人員補充をしようと、
ハローワークへの求人募集をかけていました。
とは言え、
求人とか採用とかについて、
まったく知識も経験も無いもんだから、
求人票を1枚作成するのにも四苦八苦。
会社の情報から始まって、
募集する職種、
その職種の業務内容、
給与や手当、
保険などの福利厚生、
勤務時間や休日、
などなど、
記載しないといけない項目が、
けっこう多いんですよね。
まあ、
そりゃあそうですよね。
会社に就職する方からすれば、
ありとあらゆる事を知った上でじゃないと、
応募なんて出来ないよね。
で、
四苦八苦しながら、
なんとか求人票を出したにも関わらず、
なかなか応募者が現れない。
現れないうちに、
あろうことか、
パートさんが辞めてしまうと言う、
緊急事態が発生。
人員補充するつもりが、
さらに減ってしまうなんて。
そりゃあ、
社長が、
「あなたのやり方が悪いからだ」
と、
文句を大きな声で言いたくなるわけです。
パートさんが辞めてからも、
「パートさんが辞めたのは痛手だ」
「忙しいなら、パートさんに帰ってきてもらって頼め」
など、
なんだかんだと嫌味を言われ続けております。
パートさんが、
どういう理由で辞めたのか、
私は聞いていないので、
私のせいだと責められると、
言い返すことも出来ない。
まあ、
言い返したところで、
私の話を聞いてくれるわけでも無いから、
言い返す気は無いんですけどね。
で、
今月になって、
ようやく応募者が現れました。
待ちに待った応募者に、
社長も大喜び。
社長曰く、
「顔を見ただけで、適性があるか分かる」
そうなんですが、
その社長が、
届いた履歴書の写真を見た途端、
「この人はダメだ」
と一言。
で、
私も履歴書を見せてもらったんだけど、
軽作業~機械工作という募集内容に対して、
『現場作業の経験はありません』の文字。
もちろん、
未経験者でも、
経験を積むことで、
業務をこなせるようになるわけで、
未経験者は絶対ダメという訳ではない。
ないけれど、
なんせ、
我が社は、
社員数が3人と言う、
極小企業。
未経験者を育てる余裕が、
正直無いんです。
即戦力を持つ人に、
一刻も早く、
手助けしてもらいたい。
さらに、
心配な要素が、
応募者の職歴。
現在、46歳なんですが、
7~8回の転職経験があるみたい。
勤務期間も、
どれも、数年間と短め。
今どきは、
転職経験があること自体は、
けっしてマイナスではないとは思う。
思うけれど、
転職の理由によっては、
マイナスの印象を与えてしまうよね。
『入社後、聞いていた業務内容と違っていた』
「業務悪化の為』
『他の会社への入社が決まったから』
など、
そこそこ突っ込みどころの有る理由が並ぶ。
私は、
顔を見ただけで、
その人の人となりや適性を見抜くなんて芸当は出来ないけど、
それでも、
この履歴書たちを読ませてもらって、
ちょっと私の会社で働くのは、
難しいかなって思いましたね。
正直、
うちの会社は、
重たいものを運んだり、
ねじを回したり、配線したり、
そういう仕事の繰り返し。
面白いとか楽しいとかを感じる前に、
疲れ果ててしまうんでは無いだろうか。
なぜか、
そんな気しかしなかった。
その事を社長に伝えたら、
『そう。
僕も断ろうと思ってた』
だそうです。
ああ、
ようやく応募者が現れたのに、
残念な結果になりました。
それにしても、
製造業って、
仕事の成り手が少ないんだって。
そうだよね。
きつい仕事ってイメージあるもんな。
さて、
次の応募者は、
いつ現れるかしら。
早く現れてくれないと、
また、嫌味を言われちゃいそうだな。