ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

天皇陛下の誕生日

今日は天皇陛下の誕生日。
令和になって初の一般参賀が行われたそうです。
コロナウイルスの感染対策で、
ずっと中止されていたことも、
少しずつ、行われるようになっているんだなあ。

感染対策で仕方ないとは思うけれど、
特に、
入院患者との面会が出来ないことが、
私はとってもつらい事だと思っている。

もちろん、
病気や怪我で身体が弱っている人が多くいる場所だからこそ、
感染防止に対して、
細心の注意を払わなくてはいけないことはわかる。

わかるけれど、
弱っているときに、
親しい人に会うことが出来ない。
近くで励ますことが出来ない。
そばで寄り添うことが出来ない。
それは、
すごく残酷な事だと思う。

そのせいか、
末期がんなどで、
緩和ケアを受ける場合は、
自宅に帰る人が増えているそうだ。

もう治らない。
余命も宣告されている。
残り少ない時間を、
面会が許されない病院で過ごすことは、
とてもしんどいことだろう。

たまたま見た動画で、
末期の胆のうがんで、
自宅で最期を迎えることを決めた一家を見た。
病院とは違って、
ずっとそばにいることが出来る
と、お父さんは話し、
病気で痛みを感じながらも、
家族の声が聞こえるから安心だと、
お母さんも話していた。

地元には、
訪問医療を行う医師が1人しかいないそうで、
今後は、こういう医師がぜひ増えてほしいと思う。

その医師は、
娘さんと息子さんに、
「意識がはっきりしているうちに、
 伝えたいことを全部伝えてあげて」
と話す。
娘さんは、
「ありがとうと言いたいことが多すぎて、
 あと数日では足りない」
と泣いていた。

「お母さんのこと、好きか?」
と聞かれた息子さんはうなずいていた。

亡くなる前日、
お母さんはお父さんに言う。
「いつも優しくてありがとう。
 こんなに優しいお父さんは、
 どこを探してもいない。
 3人が楽しそうで、何も心配していない」

それに対して、
お父さんは言う。
「いつも料理がおいしかった。
 ずっと言ってなくてごめん。
 当たり前だと思ってたから」

こんな夫婦になれるなら、
結婚したいな。

好きだとか愛してるとか、
そんな言葉じゃなく、
最後は、
ありがとうという気持ちでいっぱいになる夫婦。

感謝と尊敬。
それが何より大切だ。

天皇陛下の一家も、
そういう家族だという印象が強い。

きっと素敵な誕生日を過ごされていることだろう。