ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

目標と言うのは、とんでもない力がある

1か月ぶりに、
母に会って来ました。

いやあ、
人と言うのは、
環境によって、こんなに変わるものなんだと
驚きました。

先月、
2年ぶりに会った母は、
「どうして、こんな事になってしまったんだろう」
と、
小さい声で話しながら、
涙ぐんでいました。
「早く家に帰りたい」
そればかり言ってました。

でも、
今日、会った母の第一声は、
「おはよう!」
でした。
先月と比べると、
声も大きくなっていたし、
なにより、ニコニコと笑っていました。

「忙しかったら、しょっちゅう来なくて良いよ」
なんて事まで言ってました。
「退屈してない?」
と聞いたら、
「歩けるように、
 リハビリを頑張ってて、忙しい」
と言って、
「一瞬だけど立てるようになったし、
 自力で、車いすに座ることも、
 少しずつ出来るようになっている」
と、
嬉しそうに報告してくれました。

実際は、
まだ自力で立ったり、座ったりは、
出来ないけれど、
歩けるようになるまでは、
どうやら長い時間が必要だろうけど、
それでも、
毎日、
「自力で歩く」
という目標に向かって、
リハビリを頑張っている母は、
我が母ながら、
誇らしいと思いました。

予期せずに病気で倒れ、
その後、
2年間も入院生活を送り、
その間、
環境の変化や、
コロナ禍で面会も無い孤独な入院生活で、
痴呆の症状も出ていました。

でも、
今日会った母は、
元気だったころの母に近かったように思います。

病院に比べ、
介護施設では、体調も良くなり、
リハビリも上手く行き始め、
気持ちが前向きになっているのかもしれません。

人間にとって、
目標を持つこと、
そして、
その目標に向かって努力する事、
さらに、
努力が少しずつでも成果が出る事、
そういう事が、
前向きに生きて行くための力になるんだと、
実体験で理解出来ました。

努力は必ず報われはしません。
それどころか、
努力したって、
目標を達成できない事の方が多いのかもしれない。

でも、
それでも、
目標に向かって頑張ることが出来ること自体が、
生きる力になるんだと、
母の姿で知ることが出来ました。

もしかしたら、
母は、歩けるようにはならないかもしれない。
その時、
母は、また沈んでしまうかもしれない。

でも、
きっと母なら、
また新しい目標を見つけて、
前に進んでいける気がする。

私も頑張ろう。
報われなくても、
それでも、目標があれば、
それに向かって、前に進めるから。
そして、
ニコニコと笑って過ごそう。