我が家もそうだけど、
私が育った実家、
今のところは、
私が相続する予定だけど、
はて、
私が死んだ後は、
いったいどうなるのか。
いや、
それどころか、
私が生きている間も、
2階建ての古い家で、
年老いた時、
一人で暮らしていくことが出来なくなったら、
母の様に、
歩くことが困難になったりして、
施設に入りたくなったら、
その時、
家を処分することが出来るのだろうか。
最近、
過疎地などを中心に、
空き家率が高くなっていると言いますよね。
私は、
今は、
生まれ育った地で、
なんだったら、
実家で暮らしているけれど、
最近は、
そういう人も少ないのかもしれないね。
実際、
私も、
隣の県の大学に通っていたし、
就職を機に、
実家を離れて、
その後、10年暮らしていた。
その頃は、
そのまま、
実家を出て、
暮らし続けていくつもりだった。
でも、
いろいろあって、
実家に戻ることにして、
気づけば、18年が経った。
もう、
この歳になると、
新しい土地へ行くきっかけが、
もう無いんじゃないかなあ
と思う。
最近は、
リタイア後に、
田舎に移住
なんてのが、
流行っているとか、いないとか。
でも、
私は、
すでに田舎で暮らしているから、
移住する必要は無いもんな。
都市部から地方へ移住するのって、、
どういう理由なんだろう。
人が多いのが疲れるとか、
自然が豊かな場所で暮らしたいとか、
そういう感じなのかなあ。
でも、
私の場合、
子どもの頃から、
田舎で育って、
今も田舎で暮らしているから、
田舎の良さに対して、
ちょっと疎いのかもしれない。
確かに、
人が少ない分、
ゆったり暮らしていけるような気はする。
それに比べると、
都市部で暮らしていくのは、
大変そうだなあ。
どこに行っても、
人は多いし、
混雑してるし、
待たされることも多そうだ。
田舎はね、
人の絶対数が少ないからね。
もちろん、
人が集中する場所では、
待たされることもあるだろうけど、
それでも、
都市部の比ではないんだろう。
ただね、
不便さは、
長く田舎で暮らしていても、
平気にはならないな。
電車もバスも、
本数は少ないし、
学校や会社も少ないし、
お店だって少ない。
だから、
若い頃に、
地方を出ようと思う気持ちは、
私自身もそうだったから、
すごく分かる。
若い世代が、
離れてしまうと、
どうしても家は住み手がいなくなってしまう。
そうこうしているうちに、
年老いた両親が亡くなって、
子どもが家を相続すると、
住むわけでもないのに、
毎年、
高額な固定資産税を支払わないといけない。
じゃあ、
手放そう
って思っても、
なかなか買い手が見つからない。
老後を田舎で暮らしたい
って人が、
どんどん増えてくれれば、
家の住み手も見つかりそうな気がするけど、
ただ、
築何十年という古い家だと、
そのまま住むってわけにいかないよね。
でも、
リフォームするとなると、
けっこう大きなお金が必要になってしまう。
そうなると、
古い家を、
高いお金を出して買おうって気にならないよね。
なかなか家が売れないと、
その間も、
維持費や税金で、
どんどんお金が掛かってしまう。
最近では、
ただでも良いから、
家を引き取って欲しい
って人も多いんだって。
で、
そんな人たちのために
「みんなの0円物件」ってサイトもあるんだって。
私も、
10年くらい経ったら、
こういうサイトで、
家を手放す日が来るかもしれないなあ。
夢のマイホームなんて言うけど、
何十年も経つと、
困った資産になってしまうこともあるんだなあ。
なんか、
ちょっと悲しいよね。
こういうことを考えると、
持ち家より賃貸の方が良いのかな
とも思う。
現役で稼げるうちに、
古い実家は処分して、
小さくても、
新しいお家に買い替えた方が、
老後、困らないのかなあ。
でも、
家を買うって、
ちょっと大きい買い物過ぎるよなあ。
はあ~。
不動産って、
素人には難しいね。