私は、
アルコールを飲むということが無い。
というのも、
アルコールという飲み物が、
好きでは無いから。
好きでは無いけれど、
やっぱり、大人になったら、
お酒を飲んでみたいなあと、
ビールも、
日本酒も、
ウイスキーも
飲んだことはあるけれど、
私にとっては、
ただただ苦い飲み物で、
おいしいとは、
まったく思えなかった。
だから、
『乾杯はビール』
とか
『とりあえずビール』
というような飲み会は、
苦手だったなあ。
ああいう席で、
アルコールが苦手な人って、
どうしてるんだろう。
薬を飲むように、
苦いなあ、不味いなあ
と思いながら、
仕方なく飲んでいる振りでもしているのかしら。
調べてみると、
食べ物を口にすると、
味は、
舌や軟口蓋、咽頭の上皮に数多くある味蕾で受容されます。
1つの味蕾は、10〜100個の細胞が集まり、
この中には、甘味や苦味など、味を感じる細胞だけでなく、
味を感じる細胞が正常に働けるようにサポートする細胞など、
様々な細胞があります。
味覚には塩味・甘味・酸味・うまみ・苦味の5種類があります。
お酒が苦手な人は、
ビールを飲むと強い苦味を感じる場合が多いらしい。
人間は塩味を感じる受容体が2つなのに対し、
苦味を感じる受容体は25もあるそうです。
特に味蕾が多い人は苦味を感じやすく、
苦味のあるお酒が苦手な傾向があります。
ビールが苦手な人は、人よりも味蕾が多いせいで、
苦みを強く感じるのかもしれません。
なるほどなあ。
私の場合、
苦みだけでなく、
辛みも苦手なんだよなあ。
だから、わさびや、からしはまったく使わない。
ただ、
お酒を飲み始めた20歳の時にまずいと感じるお酒が、
歳を取ると好きになるってこともあるらしい。
理由は、味覚が変化するからです。
人間の味覚の「苦味」は成長することで、
美味しさを実感できるようになることもあるみたい。
だから、若いうちは ただ苦いと感じていたとしても、
年を取ると「苦味」のあるお酒を好きになる可能性もあるみたい。
「苦味」にはストレスを和らげる作用もあるらしいので、
お酒の苦みもまんざらではないのかもしれない。
どうなんだろうなあ。
数年前に、
チューハイなら大丈夫じゃないか
って飲んでみたことがあるけど、
その時も、
苦くて、
飲み切るのが大変だったんだよなあ。
私の味覚は、
歳をとっても、
アルコールをおいしく感じるまでは、
変化しないようだね。
アルコールを楽しむことが出来ないせいで、
いわゆる『飲み屋』さんに行くとか、
食事と一緒にお酒を飲むという、
大人ならではの楽しみが無いのが残念だな
とは思うけれど、
知り合いによると、
お酒を楽しむというのは、
すごくお金が掛かるらしい。
だからかな。
よく、
『オールインクルーシブ』の宿泊先で、
アルコールが飲み放題
みたいなものが、
よく紹介されているんだよね。
それぐらい、
アルコールが好きな人にとって、
気兼ねなく飲めるというのは、
嬉しい事なんだろうな。
でも、
私だと、
その恩恵は、半減以下なのかもな。
暑くなってきて、
ビアホールなんかも、
あちこちで開かれる時期だよね。
ビアホールにも、
当然のことながら、
行ったことが無いんだよね。
あと、
お酒は好きな人が、
よく言うのが、
『昼間から飲めるのが幸せ』
って言葉。
たしかに、
アルコールって、
夜飲むイメージが強いよね。
それを、
お休みの日なんかに、
時間を気にせず、
昼間から飲めるという、
非日常が『幸せ』という気持ちにつながるんだろうなあ。
非日常の幸せかあ。
休みの日に、
ただぼぉ~っとするとか、
普段行けない場所に行ってみるとか、
そういうのって、
『幸せ』って感情につながるのかもしれないなあ。
そういう風に、
アルコールを楽しんでもらうのは構わないけれど、
酔っぱらって、
酔いつぶれて、
他人に迷惑を掛けないでもらいたいなとは思う。
駅で酔っぱらって、
寝ちゃってる人とか、
飲み会で、
他人に絡む人とか、
そういう人たちを見たことあるけど、
飲めない人間からすると、
そんなになるなら、飲むな
って言いたくなるからね。