今日、
会社に前社長を訪ねて、お客様がやって来た。
以前、仕事をお願いした会社で、
営業をしていた人らしい。
でも、服装を見ると、
いかにも普段着って感じで、
仕事の話って感じでは無い。
どうやら、
今は、
その会社を退職したらしいのですが、
家にいても、
暇だから、
「何か仕事は無いか」
って聞きに来たらしい。
この方、
75歳らしいんだけど、
いつ、会社を辞めたのか分かりませんが、
おそらく定年退職をされたんだと思う。
仕事を辞めてみたものの、
家にいても、
これと言ってしなきゃいけない事も無く、
退屈になって来たんだろうなあ。
そういう面では、
前社長も同じみたいで、
社長を辞めた時は、
奥さんの看病をしていたけれど、
その奥さんが亡くなって、
しばらくは、
旅行に出かけたりしていたけれど、
それも、
飽きて来たのか、
最近は、
ちょくちょくと、
会社にやって来ては、
「何かあれば言ってこい」
って感じのことを言ってきますね。
定年退職した人の中には、
こういう風に、
仕事を辞めた後、
したいことが見つからずに、
時間を持て余して、
退屈しちゃってる人が、
けっこういるのかもしれないな。
私は、
今は、
平日は仕事で会社にいて、
週末は、
その反動で、
用事が無ければ、
ずっと家の中にいる。
そういう生活を、
30年近くしてきて、
順調に行けば、
あと15年くらいで、
定年退職出来るはず。
そうなったら、
1年365日、
うるう年なら366日、
家で過ごすようになる。
現役時代と違って、
収入は大幅に減るだろうから、
時間はあっても、
そんなにお金を使うような行動は出来なくなるだろう。
『貧乏暇無し』っていうけど、
定年後は、
『貧乏暇だけはある」
になりそうだなあ。
そういえば、
前社長ではなく、
社長の方は、
今年、
両親が相次いで亡くなって、
今まで、
週末に出かけていた実家に、
もう行かなくなる
って話してた。
実家に通っていた時間が、
ぽっかり空き時間になるので、
その時間を埋めるために、
身近な場所から、
あちこち出かけてみよう
って言ってたなあ。
最近の働き方は、
なにより仕事優先ではなく、
仕事も、
家庭も、
その他の事も、
人生のすべてを、
その人の心地よいバランスで、
時間配分するっていうのが理想なんだろうな。
だから、
定年退職をした後でも、
何もすることが無い
なんてことにはならないのかもしれないな。
私はどうだろうなあ。
今は、
平日は、
朝から晩まで職場で過ごしてはいるから、
職場と家では、
過ごす時間のばらんすは、
ほぼ1:1。
だから、
仕事を辞めたら、
1日の半分が空き時間になってしまうってこと。
さて、
その時、
何をするだろう。
ただ、
私は、
何もせず、
だらだら過ごすことが、
全然苦じゃないし、
最近は、
そうやってだらだら過ごすことに対しても、
罪悪感を感じなくなって来た。
何もせずに過ごすなんて、
時間の無駄遣い
って思う人もいるかもしれないけれど、
何もしないことが、
心地良いなら、
無駄では無いんだと思うようにしている。
休日は、
休んで過ごしたって良いんだから。
明日は、
少し出かけないといけない用事があるけれど、
それ以外は、
極力 ゆっくり過ごそうと思ってる。
だって、
休日なんだからね。