昨日、
今年最後の美容院に行ったのだけど、
私の後にやって来たお客さんが、
おそらく30代の男性と、
その方の娘さん、
おそらく小学校低学年、
いや、
もしかすると、
未就学児かもしれないな。
最近のお子様たちは、
幼い頃から、
顔だちも、
立ち姿も、
しっかりしているので、
年齢が判断できない。
とにかく、
そんな父娘だったのだけど、
お父さんが話しているのを聞くと、
娘さんは、
この美容院に初めて来たみたい。
「場所見知りしちゃったかな」
と、
美容師さんが尋ねるほど、
すごく物静かな娘さんで、
お父さんが、
「いつもお姉ちゃんの後をついて歩いてる子だから」
なんて答えていたので、
どうやら、
おねえちゃんを頼りにしている妹さんなのかもしれないな。
でも、
そんな頼りのお姉ちゃんがいないから、
おとなしくなってしまったのかしら。
それにしても、
お父さんの行きつけの美容院に、
娘さんがやって来るって、
なんか、
時代だなって思いますよね。
私が子供の頃は、
逆に、
小学生低学年の頃は、
近所の散髪屋さんで、
髪を切ってもらっていたなあ。
いつの頃からか、
美容院に変わったんだけど、
なんか、
男性は散髪屋、
女性は美容院、
みたいな住み分けがされていたけれど、
今は、
男性でも美容院に行くし、
女性でも散髪屋さんに行く、
性別ではなく、
何をしてもらいたいか、
ってことで、
行き先を決めるようになっているんだろう。
父親と母親の役割なんかも、
私が子供の頃とは、
変わってきているのだろうな。
私が子供の頃は、
まだまだ専業主婦が多くて、
実際、
私の母も専業主婦だった。
で、
父は、
家事も子育ても、
母に任せきりで、
ほとんど家では何もしない人だった。
学校行事も、
運動会さえ、
父は一度も来たことが無かった。
いつも、
母一人で、
お弁当を持って、
観戦に来てくれていたし、
参観日や、
その他の行事ごとも、
母が一人でこなしてくれていた。
今はね、
運動会の場所取りは、
お父さんの役目だったり、
平日の参観日や、
PTAの仕事なんかも、
お父さんがやって来ることが増えてきていると思う。
私の住む田舎は、
まだまだかもしれないけど、
都市部に行けば、
両親とも働いている家庭も多いだろうし、
そうなると、
子育てや家事は、
お互いに時間をやり繰りして、
協力していかないといけなくなるのだろう。
家事や子育てだけではなく、
PTAや近所付き合い、
果てには、
介護まで、
女性が一人で抱えていくというのは、
時間的にも、
体力的にも、
精神的にも、
無理があるのかもしれない。
なんでもそうだけど、
仕事なんて、
手が空いている人がやれば良いのであって、
その人の役目だから、
どんなに大変そうでも、
手伝わない
なんて、
ちょっと寂しいよね。
年を取って、
私の座右の銘は、
「おたがいさま」になりました。
そう思えば、
腹も立たないし、
感謝する気持ちも湧いてくるからね。