会社の隣のお家。
80代のご夫婦が住んでいるのだけど、
奥さんが認知症を発症されて、
今は、
介護施設で暮らしているらしい。
もともと、
このご夫婦は、
横浜で暮らしていたそうなんだが、
退職後、
ご主人の実家に帰って来られたんだそう。
でも、
奥さんが認知症になって、
お子さんがいる、
横浜に戻ろうということになって、
住んでいるお家と土地を売ることにしたらしい。
売ることを決めた時、
隣接している、
うちの会社にも声を掛けてくれたんだけど、
会長が、
「土地を広げて、何かをしようという気持ちが無い」
と、
断ったらしい。
その当時、
売値は5000万円くらいだと言ってたそうなんだが、
それから半年以上が過ぎて、
なかなか買い手が見つからず、
不動産会社に売ることにしたなんて話もしていたのだが、
ようやく、
買い手が見つかったそうで、
来月には、
引っ越していかれるそうだ。
で、
その売り値なんだけど、
2400万円だそう。
そうかあ、
希望していた半値になってしまったんだなあ。
家は、
築50年以上で、
瓦屋根の平屋なんだけど、
けっこう広いお家なんだよね。
買った相手が、
どういう風にして、
お隣の土地を使っていくのかは、
まだ分からないけれど、
家は壊すのかなあ。
玄関前と裏に庭もあって、
植木もしているから、
更地にすることになったら、
それらを全て取り去ってしまわないといけないんだろうな。
実は、
私の実家も、
将来、どうしたものかと思っている。
父は介護施設に入っていて、
おそらく、家に帰ることは無いと思う。
母は、
施設から家に帰って来て、
今、一人で暮らしているけれど、
それも、
いつまで出来るのか分からない。
体調を崩した影響で、
脚が不自由になってしまって、
リハビリを続けてはいるけれど、
まだ、
一人で出歩くことは出来ない状態。
家の中なら、
ゆっくりだけど、
歩いて移動できるようになったけれど、
今後、
年齢を重ねていくので、
身体を動かすことは、
少しずつ、大変になって来るだろう。
実家は、
2階建てなんだけど、
母は、
後々は、
2階まで階段を登っていくと言ってるけれど、
どうだろうなあ。
私だって、
いつか、
階段を登ることが、
難しくなる日が来るだろうと、
覚悟はしている。
そんなことを考えると、
2階建ての、
あちこちに段差だらけの実家は、
いつか手放さなくてはいけなくなるだろうと、
思っている。
その時、
いったい、
どういう風に手放すことになるんだろう。
田舎の、
住宅街の一角。
築50年越えの、
小さな家屋。
生活感たっぷり、
あちこち傷やらへこみやらだらけの、
古物件。
そのまま、
家付きで、
土地が売れるだろうか。
家を解体して、
更地にするってなると、
1000万円クラスの費用が掛かるとか。
そんな大金を、
今後、
私が持つことは無いだろう。
ああ、
どうなってしまうんだろう。
家財道具や家電なんかも、
家を処分する時は、
処分しないといけないしなあ。
引っ越していくお隣さんは、
新しい場所で、
介護付き有料老人ホームに入るそうだ。
歳を取ると、
賃貸の住居って、
なかなか見つからないみたいで、
そうすることにしたらしい。
ご夫婦で入るんだろうけど、
月々40万くらい掛かるんだって。
それだと、
家を手放して手に入れたお金も、
あっという間に無くなってしまうな。
ああ、
結局、
老後は、
モノよりもお金を持つべきだな。