広島県の広陵高校の野球部で、
今年の1月に、
当時1年生だった部員に、
2年生が複数人で、
暴言や暴力行為を行なうという、
暴行事件があったらしい。
高校生ならば、
自分がしていることが、
やって良い事か悪い事か、
分かっていたはずだ。
私が学生の頃にも、
同級生が、
陰口を言われたり、
無視されたり、
そういうひどい扱いを受けていた。
私は、
そういう行為自体はしていなかったけれど、
でも、
止めさせたり、
ひどい扱いを受けていた同級生の味方になったり、
そういう行動を一切しなかった。
ただ、
私の人生の中で、
殴ったり蹴ったり、
そういう暴力行為を行なう人間には、
会ったことが無い。
もちろん、
暴力を振るわなかったとしても、
暴言や陰口、無視だって、
精神的苦痛を与えているわけだから、
許されることではない。
私の人生の中では、
『いじめ』と呼ばれるモノと言うと、
この精神的苦痛を与えるものだった。
本人が気づく形で、
中傷したり、
持ち物を隠したり、傷つけたり、
そして、
存在を無視するような態度をとる。
大人になって、
精神的に図太くなってくると、
こういう精神的苦痛も、
なんとか乗り越えることが出来るようになるけれど、
学生のように、
若い時期に、
学校などの、
多くの時間を過ごす場所で、
所属せざるを得ない、
クラスや部活動で、
陰口を言われたり、
誰にも相手にされない時間を過ごすのは、
とてもつらいだろう。
そして、
そんな精神的苦痛に加えて、
殴ったり、蹴ったり、
自尊心を傷つけるような行為を強要したり、
そんなことをされて、
それでも、
頑張って学校や部活動に参加しろ、
なんて、
とてもじゃないけど、
言えないし、
言うべきでは無いと、
私個人的には思う。
いじめなどの暴行事件って、
実際に暴力をふるっている生徒と、
そして、
それを知っていても、
何もせず、
傍観しているその他の生徒が、
たった1人の生徒に行なう形なのが問題なんだと思う。
つらい思いをしている時でも、
味方や仲間がれば、
戦うことが出来る。
でも、
いじめの場合、
いじめられると同時に、
孤立してしまうんだよね。
問題になっている、
高校野球部での暴行事件では、
被害者の生徒は、
すでに別の学校に転校しているそう。
なぜ、
被害者が居場所を奪われたり、
別の場所へ行かなければならないのか。
そういう意見を言う人もいる。
もちろん、
本来なら、
加害者側が場所を移すべきだと思う。
でも、
今の日本では、
そこまでの強制権は無い。
そうなると、
加害者が自主的に場所を移すなんてことは、
おそらく無いだろう。
それに、
今回の高校野球部のように、
学校内の暴行事件は、
隠蔽されてしまう可能性が高い。
周りの学生は、
見て見ぬ振りをして、
周りの大人は、
助けを求めて来ても、
保身のために、
無かったことにしようと隠す。
報道が正しいのか分からないけれど、
暴力を受けたことを相談した生徒に恫喝したとも言われている。
さらに、
退任した後も、
学校職員として残って、
復帰する可能性もあると言われているらしい。
こんなんじゃ、
被害者は逃げるしかない。
戦えなんて、
そんなこと、
こんな大人がいる世界じゃ、
言えないよ。
最低だな、大人って。