今日から10月。
月末には、
取引先への請求や支払い、
社員への給与支給、
などの、
毎月繰り返す決まった動きがあるけれど、
それ以外は
月が変わったからと言って、
特に大きな変化は無い。
職場によっては、
月ごとに行事や業務が変わったりして、
時間の変化を感じやすい場合もあるのだろうけど、
私の場合は、
10年以上、
毎日、
大きな変化は無い生活を続けている。
若い頃は、
毎日、
変化のある生活の方が楽しいんじゃないか、
毎日同じことの繰り返しじゃ、退屈なんじゃないか、
って思っていたので、
事務職と言う選択肢は、
当時の私には無かった。
で、
学校を卒業して、
最初に勤めた会社では、
いわゆる接客業をしていたんだけど、
これがね、
相手によって、
要求も反応も違うから、
たしかに変化はあるし、
退屈している暇など無かった。
無かったけどね、
何年か働いてみて、
客商売と言うモノが、
いかに大変なのか、
思い知りました。
もちろん、
どんな仕事でも、
大変だとは思うけど、
やっぱりね、
人を相手にする仕事と言うのは、
すごく難しいんですよ。
同じことをしたとしても、
相手によって、
喜ばれたり、
逆に怒られたり、
反応が人それぞれで、
まさに千差万別。
しかも、
相手に商品を売らなくてはいけないわけで、
怒らせたりしたら、
商売として、
成り立たないわけですよ。
こういう時、
人となりっていうのかな、
自分がどういう人間か、
どういう考え方をしているのか、
そして、
周りの人に対して、
どういう風に思っていて、
どんな態度を取っているか、
そういうのが、
隠しても、
ごまかしても、
にじみ出てしまうんだよね。
『人たらし』って言葉があるけど、
これね、
本当にいるんだよね。
人たらしの人って、
自分のことを、
相手が受け入れてくれるって、
100% 自信があるんだよね。
で、
頼みごとや提案をしても、
それを受けてくれるって言う、
自信も、100%あるんだよ。
自信満々で、
当然って顔して言ってこられると、
断れないんだよ、なかなか。
だって、
受け入れなかったら、
なんで、どうして?
そんなはずないでしょって、
これまた、
100%の確信をもって、
受け入れるべきと迫ってくるはず。
自分は正しい、
って自信満々な人って、
最強だし、
巻き込まれると、
すこぶる迷惑な存在なのだ。
頼まれると嫌と言えない人っているでしょ。
人たらしは、
頼みごとを嫌と言わせない人、
なんだと思う。
こういう人は、
接客業に、
すごく向いている。
けっして、
相手を利用してやろうとか、
だましてやろうとか、
そういうんじゃないんだよね。
なんだったら、
頼みごとをしている自覚さえ無いかもしれない。
相手にとって、
とても良い提案をしている。
そして、
この提案をすれば、
相手は喜ぶに決まっていると、
信じて疑わない。
相手に商品を売る時って、
相手が買う事で、
喜んだり、
満足すれば、
それで良しという世界なんだよね。
事務職になった今でも、
お客様の相手をすることがあるから、
こういう
『人たらし』の能力は、
少しは身に付けたいものです。
相手が、
喜んでお金を出すようになったら、
1人前なのかもね。