円高になって来たからと、
次の仕入れの発注をした途端、
円安に動き出すなんて。
石破さんが自民党総裁に選ばれ、
同時に、
首相になり、
その影響で、
円安が進んだらしい。
私の会社では、
仕入れの大部分を、
海外から購入しているので、
円安は、
同時に経費の増加になってしまうんだよね。
自民党総裁=首相の交代が、
日本円にどういう影響を与えるのか、
そういうことを、
もっと知識として知っていれば、
先月の間に、
注文と支払いを済ませていたのに。
9月の中旬頃は、
1ドル140円台だったのに、
今日は149円だもんなあ。
9円上がると言う事は、
6.5%値上げされたのと同じだからなあ。
海外旅行に行く人だと、
日本円を、
行き先の通貨に両替するので、
その度に、
世界での日本円の価値
というものを、
実際に感じることが有ると思うんだけど、
私みたいに、
ずっと日本で過ごしていると、
そういう感覚が無い場合が多いと思う。
さらに言えば、
日本で、
日本円を使っている場合でも、
その価値は、
けっして一定では無いんだよな。
貨幣と言うのは、
モノやサービスを得るための、
日本国での、
共通の価値なんだよね。
だから、
モノやサービスの価値が上がれば、
支払う貨幣も多くなる。
だから、
物価が上がり続けている今、
貨幣価値は、
逆に下がっているということなんだよね。
物価が上がって、
問題になっているのは、
対価として支払う貨幣を手に入れるために、
働いて得ることが出来る給料が上がらないからなんだよね。
貨幣価値が下がっているんだから、
本来なら、
同じように働いていれば、
支払われる給与は、
同じように上がって行かなければいけないのに、
物価の様には上がらない。
私の会社の様に、
規模の小さい企業だと、
その
給与の昇給率は、
ますます低いんだと思う。
物価が上がると言う事は、
逆に言えば、
モノを売っている側は、
より多くの貨幣を手に入れることが出来ると言う事。
だから、
そこで働く人たちへの報酬は、
増やすことが出来るはずなんだよな。
報酬が増えれば、
高くなったモノでも
買う事が出来るから、
流通はスムーズに回転できる。
アメリカでは、
物価も高いけれど、
給与も高いから、
経済は好調を維持出来るんだろうなあ。
ニュースで、
吉野家の牛丼が100円引きで、
お客さんが並んだ
なんてニュースを見たけれど、
値下げをしてくれるのはありがたいけれど、
その分を、
働く人の給与を下げたり、
使用する食材費を抑えたり、
そういう形で補うようなことは、
しないで欲しいな。
採算の合わない値下げは、
結局、
労働者を苦しめることになるだけだからね。
何が正解なのか、
難しいんだと思うけど、
少しでも、
経済が良い方向に向かってくれて、
豊かな生活を送れるようになって欲しいな。
お金が全てでは無いけど、
お金は大事だからね。