待ち針が刺さったペットフードを、
路上に置いた人間がいる。
そのペットフードを、
散歩中の犬が食べてしまったそうだ。
もちろん、
食べてしまった犬には、
何の落ち度も無い。
いったい何が目的で、
こんなことをしたのか、
分からないし、分かりたくもないけれど、
確かなのは、
自分以外の生き物を攻撃したと言う事実だ。
こういう悪意って、
本当に怖いし、腹が立つ。
まず、
相手を傷つけるために、
わざわざ、
ペットフードを手に入れ、
それに、待ち針を差すという、
手間を掛けていることが、
寒気がするくらい、気持ち悪い。
私にも、
残虐な気持ちや、
他人を攻撃する気持ちはあるのかもしれない。
でも、
あまりに腹が立って、
反射的に、
大きな声を出してしまったり、
手が出ることもあるかもしれない。
あるかもしれないけれど、
ペットフードに、
わざわざ待ち針を差して、
それを道に置くなんて、
手間も時間も掛かることをしてまで、
他人を傷つけたいとは、
まだ思ったことが無いな。
こういう犯罪って、
たまにニュースなどで知るけれど、
八つ当たり以外の何物でも無いよね。
もしかしたら、
犯人には、犯人の言い分があるのかもしれない。
でも、
それを知ったところで、
きっと理解出来ないだろうし、
共感も出来ないだろう。
どんな理由があったとしても、
自分以外のものを傷つけようとしてはいけない。
正義の為でも、
復讐の為でも、
相手を傷つけた時点で、
それは許されない行為になると思う。
しかも、
今回の事件みたいに、
無作為の相手を傷つけるなんて、
テロと同じだよ。
模倣犯が出ないように、
どうか、厳しい処分をして欲しい。