人生とは、
思い通りに行かない時もある。
でも、
思い通りに行かない時は、
自分が思い描いていた未来が、
そもそも的外れだってことが、
ほとんどなのかもしれない。
だから、
思い通りに行かないからって、
腹を立ててはいけない。
だって、
周りの人や環境が悪いのではないんだ。
周りの人や環境を、
きちんと観察して、
この先、どうなるかを、
きちんと予想出来ていれば、
思い通りに行くはずなんだから。
つまり、
過去も現在も未来も、
すべて自分の責任なんだ。
おばちゃんになって、
ようやく、そういう風に考えられるようになった。
だから、
どんなことが起きても、
相手を一方的に責めたり、
怒りの感情をぶつけてはいけない。
よく考えたら、
私の思ってる事や考えてる事を、
まわりは全然知らないんだから、
そもそも邪魔なんて出来るはずもない。
今日、
仕事で失敗をした。
言い訳ではないけれど、
わざとしたわけではない。
でも、
どんな事情であれ、
失敗は失敗。
その事は、反省して改善しないといけない。
さらに、
すぐに対処もしないといけない。
ここで、
さらに問題だったのが、
予定通りに事が運ばないと、
途端に不機嫌になる相手だったこと。
この方、
本人は絶対に認めないと思うけど、
予定外の出来事に対して、
心の許容範囲が、とても狭いようだ。
今回は、
作業に必要な部品が足りなくて、
急遽、
違う方法で作業することになった。
すると、
なかなか上手くいかない。
いつも通りなら、
まったく手こずらない作業なのに、
いつもと違う部品で、
いつもと違う方法で作業して、
さらに上手くいかないという、
三重苦で、
あっという間に不機嫌。
「次々失敗する」
「これじゃ、まったく採算合わない」
「二度とこんな仕事受けるな」
なんてことを、
聞き取れる音量で、
ぶつぶつと言って去っていく。
はあ~。
でもね、
こういう時、
絶対に言い返してはいけないんだって、
おばちゃんは知っている。
聞こえていても、
聞こえなかったような顔をしておくのだ。
でも、
起こってる人と言うのは、
自分が起こっていることを、
知って欲しいモノなので、
聞こえていないと思うと、
何度でも、
怒りの呪文を唱えに来る。
だから、
相手には見えないバリアで、
自分自身を包んでいるのだと、
言い聞かせて、
右耳から左耳へ、
ただ通過させる。
そのうち、
相手の方が根負けしてくれれば、
その勝負は、
私の勝ちさ。
無用の戦はしない主義なのです。
どうやら、
帰る時まで、
まだ怒りの呪文を唱えそうな感じだったけど、
こちらは、
もう本日の業務は終了してますので。
職場でもめごとに巻き込まれないための
一番の方法は、
失敗をしないこと。
成果をあげるよりも、
失敗をしない方が、
実は難しい。
でも、
失敗は成功の母でもあるからね。
失敗をしたことで、
さらに良い方法に気づくことも、
けっこうある。
大切なのは、
立ち止まらず、
後ろばかりを振り返らず、
足元をしっかり確認しながら、
ゆっくりでも前進していくこと。
明日こそ、
ノーミスで過ごそう。