ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

歩きたい母 気持ちとはうらはらな身体

昨日、
仕事中に母から電話が掛かって来た。

「お昼に家に戻ってきたら、
 (母の)部屋に来て。
 ベッドに戻れなくなった」

ん?
どういうこと。

と、
一瞬考えたけど、
すぐに思いついた。

膝の手術をした母ですが、
ゆっくりとなら、
歩くことは出来るのですが、
しゃがむことや、
しゃがんだ姿勢から、
立ち上がることが出来ない。

きっと、
歩き回っている時に、
うっかり、
尻もちをついたのか、
座り込んでしまったのだろう。

部屋の中だったようで、
母も急がないというので、
昼休みまで
1時間くらい、
そのままで我慢してもらう事にしました。

で、
昼休みに家に戻って、
母の部屋に行くと、
やはり、
ベッドの脇に座り込んでました。

母は、
私より背も10cmほど低いし、
療養中の摂生のおかげで、
かなり痩せたのですが、
それでも、
私が抱えて、
ベッドに座らせるのは、
かなり大変でした。

いやあ、
これ、
介護士さんって、
毎日の様に、
こういう作業をしてくれているんですよね。

母のように、
身体の小さ目な女性ならまだしも、
体格がしっかりした男性だったら、
とてもじゃないけど、
抱え起こすことなんて出来そうにない。

でも、
調べてみると、
正しい持ち上げ方を知れば、
力を使わなくても、
補助することが出来るみたい。

長い入院生活を終えて、
その後、
1年間、介護施設で過ごして、
なんとか、
家に戻れるところまで、
回復した。

でも、
正直、
私の目から見ると、
まだまだ
一人で過ごすことは難しいレベルだと思う。

介護施設に入所していた頃、
何度か、
母が
「早く家に帰りたい」
と言っていると
施設の方から電話が掛かって来た。

最初の頃は、
まだ、
歩くのも大変な状態で、
施設の方でも、
退所させるのは心配だという感じだった。

母は、
私には、
「もう大丈夫だ。」
と、
面会に行くと言うのだけど、
施設の方からは、
「施設内では、まだ車いすを使っているし、
 バランスを崩して、
 尻もちをついたこともある」
と、
まだまだではないかと言われていた。

なので、
面会に行くたびに、
「急がなくていいんじゃないのか。
 施設にいる方が安心だし、
 もう少し、歩けるようになってからにすればどうだ」
と言うんだけれど、
母は、
「家に帰るために、
 リハビリを頑張って来たんだ。
 早く家に帰りたい」
の一点張りだった。

今年のGWに帰って来た時も、
正直、
私は不安だったけれど、
母がすごく喜んでいたので、
あまり言わずにいた。

しばらくは、
母も、
家では、
必要以上に歩き回らず、
無理をしなかったので、
大きな問題は起きなかったんだけど、
夏になって、
慣れて来た頃から、
動き回る量も増えて、
その結果、
もっと歩くのが楽になるようにと、
母自身が、
膝の手術をすると決めた。

そして、
手術を終えて、
1か月の入院も終わり、
家に帰ってきた母は、
以前以上に
家で動き回るようになり、
自分の食事の用意もするまでになった。

そして、
1か月が過ぎて、
今回の尻もち騒動である。

さらに、
夜には、
腰が痛くて、
ベッドから起き上がれないと、
私に電話を掛けて来た。

様子を見に行くと、
「痛い、痛い」
と、
言って、
痛み止めの薬を飲みたいと言い、
塗り薬を塗って欲しいと、
私に頼んで来た。

こんな調子で、
本当に、
退院してきて良かったのだろうか。

本当は、
もう少し、
入院を延ばして、
リハビリをした方が良いと、
担当の先生には言われたらしい。

それを、
「帰りたい」
と退院して来たのだけど、
本当に大丈夫なのだろうか。

本当なら、
私が家にずっといるべきなのかもしれないけれど、
そういうわけにもいかないしね。

私は入院って経験が無いので、
その不自由さは想像する事しか出来ないけれど、
母にとっては、
身体が万全では無くても、
とにかく家に帰りたい
と思うのだろう。

ただ、
大事にならなければ良いのだけど。

今回は、
尻もちをついただけで済んだけど、
もしも、
倒れて、
身体を強く打ってたらと思うと、
ほんとに怖い。

あまり無茶をしないでくれると良いんだけど。

とにかく、
ゆっくり、
じっくり、
リハビリしてもらうようにお願いしないと。

何かあるたびに、
仕事中でも、
おかまいなしで、電話が掛かって来ちゃうので、
しばらくは、
落ち着いて仕事出来ないかもしれないな。