人から聞いた話を、
他の人に、すぐ話す人って、
ちょっと怖いなあって思うんです。
もちろん、
話の内容にもよるとは思う。
たとえば、
誰もが知っているニュースのネタみたいなものだったら、
何の問題も無い。
そうではなくて、
個人的な内容の話を、
内容の種類に関わらず、
すぐ話してしまう人に場合。
以前、
退職する社員さんが、
どれくらい退職金をもらうのかって話を、
聞いてすぐ、他の社員さんに話していたパートさん。
その時も、
本人が、自ら話しているんだから、
別に秘密にしなくても良いのかもしれないけど、
それでも、
そういう個人的な話を、
すぐに他の人、
しかも、同じ会社の人に話してしまう事に、
ちょっと驚いた。
そのパートさん、
今度は、
前社長の奥さんの話を聞いて、
それを、
またすぐに、今の社長さんに話したらしい。
しかも、
その話の内容が、
闘病中の前社長の奥さんの病状についてだっていうから、
驚くと言うより、
放心しちゃった。
どうやら、
前社長が、
癌で闘病中の奥さんの事を、
「夏まで持たないかもしれない」
と言ったみたいなんです。
それを、
「こんな風に言ってたんですけど、
聞きました?」
って、
現社長に話したらしい。
どういうつもりで、
その話を、今の社長にしたのかは、
私には分からない。
奥さんの病状が芳しくないことに、
気落ちしている前社長の事が心配で、
現社長に話したのかもしれない。
でも、
闘病、しかも癌という深刻な病気の場合、
「こういう状況だと、
皆に伝えてくれ」
とでも言われない限り、
私なら、
聞いたとしても、
他の人には話せないなって思う。
結局、
それを聞いた現社長は、
その話を、私にしているわけで、
社員数の少ない、うちの会社なら、
あっという間に、
全員が知っている話になるだろう。
他人に言う事なのかどうかという、
判断基準は、
本当に人によって違う。
しっかり口止めしないと、
深刻な悩みやトラブルの話でも、
簡単に他の人に話されてしまう事が、
あるからね。
秘密にしたい事だって、
人によって、
全然違うんだってことを知っておかないと、
自分の知られたくないことを、
簡単に、他人に話されてしまう。
全開と今回の事で、
パートさんには、
あんまり個人的な事は話さないでおこうと、
心に決めた。