1月末で、
母が病院を退院して、
今月から、介護施設に入所しました。
本人は、
もちろん、お家に帰ることを希望しているし、
帰れると思っています。
ただ、
病院でのリハビリでも、
まだ歩ける状態まで回復していないので、
今の状況で、
家に帰ることは、
現実的に難しい。
我が家は、
築50年以上の古い家で、
バリアフリーとは真逆の構造。
せめて、
自力で歩ければ、
段差にスロープを付けたり、
1階のみで生活して、
階段を使わないようにすることも出来るとは思うけど、
自力で歩けない状況では、
今の家に戻すことは、
とっても危険。
しかも、
長い入院生活のせいか、
少し痴呆の症状も出ているので、
昼間に1人きりにすることも、
かなり不安。
なんて母の為のように言ってるけど、
実際は、
働いている私では、
母の介護をすることが出来ないというのが、
1番の理由です。
子育てや介護って、
1親等の家族が行うものってイメージがあるけど、
第三者のサービスを利用しても良いんじゃないかって、
私個人は思っている。
親になるのも子になるのも、
初めての経験な訳で、
どんなに勉強したり、
調べたとしても、
何もかも完璧には出来ない。
しかも、
時間も体力も無限ではないから、
どんどん疲労が溜まって、
そのうち、
こちらが倒れてしまったり、
相手に対して、負の感情を持つようになってしまう気がする。
私の様に、
病院や介護施設の力を借りることで、
めいいっぱい、
仕事をすることが出来て、
治療や介護の費用を捻出することも出来るし、
自分自身の生活もすることが出来ています。
人によっては、
家族の事なのに、
薄情だと言われてしまうかもしれないけど、
不器用で、手際も良くは無い私が、
家で、
足の不自由な両親の介護をしながら、
働き続けたら、
あっという間に、
私は働きに行く気力が無くなって、
経済的に厳しくなるだろう。
そして、生活が破綻すると思います。
他人からどう思われるかよりも、
自分と家族が、
きちんと生活が出来るかの方が、
大事な事なんだ。
最近は、
義務教育期間の子どもさんが、
病気や身体が不自由な親御さんの
世話をするという、
『ヤングケアラー』という状態もあるそうです。
どれだけ大変で、
どれだけ心細いだろうと、
本当に心が痛みます。
支援している団体もあるみたいで、
寄付という形で、
私も応援することが出来るようです。
寄付や支援ということも、
この年齢になって、
ようやく少しですが、考えることが出来るようになりました。
世の中には、
どうしようもないことも多いし、
すべてを解決することは出来ないけれど、
少しでも、
毎日が楽しいものになれば良いですよね。
さて、
自分の為にも、
そして、
どこかでつらい思いをしている人たちの為にも、
頑張って稼がねばなりませんね。