元旦に大きな地震が起きて、
1週間以上経った今も、
まだ安否が分からない人がたくさんいる。
救助活動も、
余震が続いている事などで、
なかなか進まないのだと思う。
さらに、
年末年始は、
あんなに暖かかったのに、
雪が降って、
救助活動だけでなく、
支援物資を運ぶ車両の障害になっているらしい。
家が倒壊したなどで、
避難所で生活している人たちは、
体育館などの冷たい床の上で、
さらに外では雪が降っている中で、
とても寒い思いをしているそうだ。
そういう映像を、
私は、
震源地から離れたところで生活していたというだけで、
自宅の温かい部屋で、
テレビを付けて見られることを、
人間は、すごく不公平だなと思う。
縁起でも無い事だけど、
もしも、
震源地が、
私の自宅付近だったら、
私は、
あの映像の中にいたんだ。
家族と、
ただのんびりと過ごすということすら出来ない、
そんなお正月になっていたんだ。
人生は、
いや、
人の寿命は、
本当にどうなるか分からない。
ほんの数秒前まで、
元気でいた人が、
冷たくなって、動かなくなってしまう。
命を奪われることに、
何の理由もない。
ただ、
その時、
そこにいて、
心臓が動かなくなるような状況に、
遭遇しただけ。
そんなの、
亡くなった本人はもちろん、
家族や周りの人が、
納得できるはずが無い。
もしも、あの場所にいなかったら。
もしも、あの時、声を掛けていたら。
もしも、
もしも、
もしも、
そんな事を、
繰り返し考えてしまうだろう。
でも、
冷たい様だけど、
どんなに考えても、
過去は変わらない。
変わらないからこそ、
後悔するし、
自分を責めるし、
そして、
とんでもなく悲しくて、寂しい。
生きているという事は、
けっして当たり前のことなんかではなくて、
すごく恵まれていて、
そして、幸せな事なんだ。
いつ、最期の日がやって来るかは、
誰にも分からない。
だから、
大切な人との時間を最優先にしよう。
したいことは、先延ばしにしない。
だって、
人に命は有限なんだから。