暖冬だと言われていたのに、
1月に入って1週間で、
ぐっと気温が下がってしまいました。
被災地の雪が積もった景色を見ると、
どれだけ寒いのか、
正直 想像も出来ません。
家が倒壊したり、
断水したりで、
トイレや入浴にも困っている人が多いだろうと思います。
被災地では、
温泉施設が、
お風呂を無料で開放したというニュースを見ました。
湯船に浸かるというのは、
身体を癒す効果が、
凄く高いのだと以前聞いたことがあるのですが、
被災して、
長い期間、不自由な生活をしている中で、
温かいお風呂で、
身体を洗ったり、お湯に浸かったことで、
ほんの少しでも、
気持ちが楽になったんじゃないかと思います。
私が数年前に停電を経験した時、
地域によっては断水もしていたそうなんですが、
幸い、私の家は、
水道に問題が無く、
水が使えました。
電気が使えないので、
洗濯したり、お風呂に入ったりは出来なかったんですが、
朝起きて、
顔を洗ったり、
何かにつけて、手を洗えるだけで、
ずいぶん気持ちが良かったものです。
理由や根拠は分かりませんが、
水に触れるというのは、
どうやら、
身体にとって、
すごく心地よい事の様です。
地震が起きた状況で、
こういう事を言ってはいけないのかもしれないけれど、
日本は火山が多くて、
そのおかげで、
温泉も日本各地に、
たくさんあります。
温泉には、
その泉質によって、
いろんな効能がありますよね。
温泉地に行くと、
『効能:疲労回復』みたいなのを書いているところもありますよね。
調べてみたら、
奈良時代から『湯治』は行われていたそうです。
その頃は、
位の高い人に限られていたらしいですが、
江戸時代からは一般庶民にも普及したそう。
ただ、
『湯治』は、
本来は1週間以上続けて行わないと効果は無いらしいけれど、
たった1日でも、
癒し効果は、きっと大きいはず。
まだ行方が分からない方もたくさんいるし、
無事だったとしても、
寒い避難所で、不便な生活をしている方も、
2万人以上いるそうです。
阪神淡路大震災も、
東日本大震災も、
冬だった。
寒いというだけで、
心が閉じてしまう。
余震も続いているし、
崩れた道路や建物、
そして雪で、
なかなか救助活動も進まないのではないか。
まだまだ気温の低い日が続くようで、
年末年始の様に、
気温が上がって欲しいと思うけれど、
そうすると、
積もった雪が溶けて、
それも危ないのかもしれないと、
雪国の事が分からないから、
心配になる。
何が正解か、
それは分からないけれど、
少しでも早く、
皆の安否が分かって、
元通りとは言えなくても、
安心できる生活に戻れることを、
願うばかりです。