ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

残念だけど、いつかは死んでしまうのだ

バイクで会社に向かっていたら、
道路で、
亀がひっくり返っていた。
潰れてはいなかったから、
車にひかれたりはしていないみたいだけど、
亀って、
ひっくり返ったら、自力で元に戻れないんじゃなかったかな。

本当なら、
バイクを停めて、
安否を確認すべきだったんだけど、
そのまま放って来てしまった。

もしかしたら、
まだ生きていたのかもしれないのに。
我ながら、
なんとも冷酷な対応をしてしまった。

言い訳かもしれないけど、
視力が悪いので、
最初は、
亀だとは思わなくて、
何か落とし物かなって、
よく見てみたら、
亀だった。

亀だと分かった時には、
バイク自体は、
もう通り過ぎている状態で。
とは言っても、
戻ろうと思えば、
戻れたわけで、
やっぱり言い訳だったなあ。

こういう事を思ってはいけないのかもしれないけど、
生き物って、
死んでしまった途端、
すごく恐ろしい存在に変わってしまう。

人間に限らず、
亀でも、
犬でも猫でも、
魚でも虫でも。

私が恐ろしさを感じるのは、
今まで生きて動いていたのに、
まったく動かなくなってしまう。
動かないけれど、
モノでは無くて、
間違いなく生き物だ。
でも、
死んだ途端、まったく動かなくなる。

この真逆の状態に、
頭がついていないのかもしれない。

数年前だけど、
我が家で一緒に暮らしていた犬が、
死んでしまった。
12~13歳くらいだったかな。
病気で亡くなったので、
最期の方は、息遣いも苦しそうで、
すごくかわいそうな事をしてしまったな
と後悔している。
私は、
職場にいたので、
死に目に会えなかったけど、
家に帰って、
動かなくなった家族を見た時、
動かないけれど、
顔も身体も、
なにも変わらなくて。

ただ寝ているだけみたいに、
姿は穏やかに見えた。

でも、
尻尾も前足も、
もう動くことは無いんだよね。

犬の言葉は、
私には分からないから、
彼女がどんなことを思っていたかは、
分からないけれど、
私に向かって、
尻尾を振りながら近づいてきてくれた時、
きっと、
私に対して好意を示してくれていたと、
今でも信じている。

飼い主バカかもしれないけれど、
とっても美人で、
おとなしくて、
可愛らしい子でした。

だからこそ、
姿は変わらないのに、
まったく動かないという現実が、
とんでもなく
悲しかったし、寂しかった。

私も、
いつか動かなくなる日が、
間違いなくやって来る。

いつなのか、
どういう風になのか、
それは、
未来の事だから分からないけれど、
死んでしまう事だけは間違いない。

何も思い残すことが無い
とか
何も未練が無い
なんてことは、
きっと無理だろう。

だから、
せめて、
あれをしておきたかった
って後悔しないように、
したいことは、
出来るうちにしておきたいな。

亀さん、
見捨ててごめん。