ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

数年ぶり 施設暮らし父との面会

施設で暮らす父に会ってきました。

父は体調を崩したことをきっかけに、
施設に入ってから、
会ってなかった。

コロナウイルス対策というのも、
もちろんなんだけど、
我が家の場合は、
母が父と会うのを嫌がるんだよね。

まあ、
夫婦という関係も、
上手くいかないこともありますよね。

母の手前、
面会に行くことが出来ないまま、
数年が経ってしまった。

その間に、
コロナウイルスの感染拡大。
さらに、母が体調を崩して入院。

職場では、
前社長の奥さんが亡くなって、
その仕事を急遽引き継がなければならなくなった。

そんなこんなで、
環境が変わって、
その変化に慣れるのに、
2年ちかく掛かってしまった。

ようやく自分の生活が落ち着き始めたなと思った年末に、
父が以前手術した乳癌がリンパ節に転移したことが分かった。

その治療として、
手術することになって、
その準備の検査で、
肺の気胸が見つかった。
リンパ節の手術は、
全身麻酔をするので、
本来なら、
先に肺の気胸の治療をするんだけど、
父が、
肺の治療をどうしても受けたくないと言うので、
手術中に、
万が一ということが有りうる状態になってしまった。

父の身体の状態を、
病院で説明してもらったときに、
父に会っておこうと思いました。

母がいない今のうちなら、
父に会いに行ける。
今しかない。

それでも、
施設では、
面会が予約制になっていて、
2月になってしまった。

数年ぶりに会った父は、
眼鏡を掛けて、
マスクを着けた私を見ても、
最初はわからなかったみたい。

「面会だっていうから、
 誰かと思って、
 顔を見ても分からなかった」
と言ってました。

大人になっても、
数年会ってないと、
顔が分からなくなっちゃうんだなあ。

病院の先生も言ってたけど、
肺に気胸があるとは思えないくらい、
呼吸も問題なさそうだったし、
久しぶりだったからか、
すごくよく喋ってた。

昔の事や、
親戚の人たちの事なんかを、
あれこれ話してくれて、
父とこんなに長く話したのは、
初めてだったかもしれないと思うほどだった。

時間にすると、
たった30分だったけど、
やっぱり会いに来て良かったな
と思った。

帰り際、
「涙が出そうだよ」
と、
私の手を握ってくれた父を見て、
もっと早く、
こんな親子関係になれたら良かったな
と思った。

子どもの頃は、
あまり父とは触れ合うことが無くて、
話した事もほとんど無かった。

でも、
それでも、
私の体の中には、
父の血というのかな、
DNAがあるわけで、
50年も経ってしまったけれど、
この人が父親で良かったのかもしれない
と思えたのは、
すごく良かった。

一方で、
病院から介護施設に移ってた母も、
この春には、
ようやく家に帰れることになりました。

まだまだ不自由な足元で、
いったいどうなることやら。
帰ってこれるほど回復した嬉しさよりも、
不安な気持ちの方が大きいのが本音。

縁起でもないけれど、
それでも、
両親が生きている時間は、
残り少ない。

その時間を、
出来るだけ、
楽しんで過ごしてもらいたい。

娘としては、
それだけが希望です。

親孝行なんて、
そんな大それたことは出来そうにないから、
せめて、
両親の老後を、
出来るだけ楽しんでもらえるよう、
サポート出来るといいんだけどね。