名人戦初戦、
藤井さんが勝ちました。
二人の年齢差 １８歳。
プロ棋士になった年齢が、
１４歳と１５歳で
ほぼ同じなので、
プロ棋士のキャリアも、
年齢差と同じくらい差がある。
『年の功』なんて言葉もあるけれど、
強さと言うのは、
それだけでは無いんだと、
思い知らされる。
日本と言う国は、
長らく
『年功序列』と言うモノが、
当たり前と思われてきた。
もちろん、
経験と言うのは、
どんどん蓄積されていくものなので、
同じことをしている場合、
年上の人や、経験年数が長い人には、
なかなか太刀打ちできないのも事実だ。
ただ、
最近では、
年齢や所属年数が上だと言うだけで、
優位に立てるわけではない
とも言われている。
若くても、
経験が短くても、
才能が有ったり、
努力の度合いが大きければ、
勝負することが出来る。
逆に、
『年上』とか『先輩』
と言う肩書に甘えて、
努力をしないと、
勝負や出世競争に負けてしまうようになった。
日本でも、
年下の上司や、
若い経営者が、
増えてきている。
結局のところ、
才能と努力に経験値が加味されて、
強く成っていけるんだと思う。
私自身、
おばちゃんと呼ばれる年齢になっても、
子どもの頃や、
若い頃と比べて、
人として強く、優秀になれたかと言われると、
正直、自信は無い。
身体と言うのは、
年齢を重ねるにつて、
老い、衰え、動きが鈍くなっていく。
身体能力の面では、
若い人には敵わないのだ。
だからこそ、
歳を重ねれば重ねるほど、
若い人の何倍も、
努力しなければいけないんだろう。
丸腰では、
若さには勝てない。
あれやこれやと、
武器を手に入れないと。
さて、
私の武器になりそうなものは、
あるのかしら。
