良かった。
買って良かった。
読み始めた時に、すぐ思いました。
池辺 葵さんの漫画は、
今まで、何作か読んでいるけれど、
どれも大好き。
でも、
新しい作品を買う時って、
ちょっとドキドキするんだよね。
ずっと好きだったのに、
ある作品で、
「あれ？」ってなることが、
たまにあるから。
作家さんが変わったのか、
読んでいる私が変わったのか、
それとも、
たまたま、その作品が私の好みでは無かったのか。
それは分からないけれど、
今回も好きな作品でした。
この作品、
おばあちゃんと、
四姉妹と
長女の息子が、
主の登場人物。
この作家さんは、
女性の登場人物が、
とにかく多い。
そして、
その女性が、
とにかく素敵なんだよね。
上手く言えないんだけど、
1人でいる時間も楽しんでるって感じがするんだよね。
あと、
無理してないけど、
でも、しっかり生きてるって言うのかなあ。
寝坊したり、
うたた寝したり、
ちょっとさぼったり、
でも、
大事なところは、手を抜かないって感じなんだよね。
こういう感じ、
憧れる。
私も、
仕事はしないといけない事だから、
さぼったり、手を抜いたりはしたくない。
でも、
家のことは、
生活に支障が出ない程度にはするけど、
頑張ったりはしない。
掃除も、部屋の内側はきれいにするけど、
外壁は、蜘蛛の巣が張ってても平気みたいな。
ふふふ。
我ながら、ずぼらだな。
ご飯もね、
食べたいなあと思えば、
お料理もするけど、
出来合いのものや、
レトルトやインスタントだって、
おいしければOKって感じ。
そして、
何より、この作家さんの漫画が好きなのは、
登場人物が、
大切な人に対して、ひたすらに優しい。
なんだかんだと言いあうけど、
でも、傷つけない。
「いろいろあるけど、
それでもあなたが大好きだよ」
って気持ちが伝わって来る。
こんな風に、
私も生きていきたい。
大切な人とモノを、
とにかく愛して、大切にする。
大事な事、
しなくてはいけないことに対して、
手を抜かず、せいいっぱい取り組む。
そして、
1人の時間も、
大切な人たちとの時間も、
同じように楽しむ。
ああ、
３巻まで出ているけど、
あっという間に読み終わりそう。
静かで、おだやかな物語が好きな人には、
おすすめの漫画です。
