ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

愛想の良い人ほど怖いと思ってしまう理由

イギリスの有名百貨店の創業者である
ハリー・ゴードン・セルフリッジと言う人の、
ボスとリーダーの違いについての言葉。

トヨタ自動車の会長である豊田さんが、
社長だった頃、
労使交渉の場で引用したほど、
有名な言葉だそうです。

ボスは部下を追い立て、
リーダーは方法を示す

ボスは恐怖を与え、
リーダーは熱意を引き出す

ボスは「私は」と言い、
リーダーは「我々は」と言う

ボスはやり方を知っている、
リーダーはやって見せる

ボスは「やれ」と言い、
リーダーは「やろう」と言う

本当にたまたま、
偶然、その時の様子を収めた動画を、
数日前に見たところでした。

そして、
その言葉を思い出す様な事が、
今日 職場で起きました。

私の会社で採用している
ある部品が、
お客様の下で、不具合を起こしました。
最初の1件目は、
たまたま不良品に当たってしまったんだろう
と思っていたら、
その後、
同じような不具合が、
10件以上発生しました。

その部品は、
私の会社で製造しているモノではないため、
原因が分からないまま、
とにかく新しい部品と交換することで
対応してきました。

交換して回収した不具合品について、
製造メーカーに連絡をしたところ、
現物を確認するので、
送って欲しいとのこと。
そんなやり取りで送り返したのが、
4月10日。

その後、
同じ部品を使用したものの、
仕入れ時期が違ったためか、
不具合は起こらないまま、
3か月が過ぎました。

そして、
昨日、
3月末に不具合が起きて、
交換した部品で、
また不具合が発生。

仕入れ時期が違うモノからも、
不具合品が出たことで、
ある一定の時期の製造工程での不具合ではなく、
部品自体に問題があるのではないかと、
再度、
その部品の不具合について
メーカーに連絡。
と同時に、
以前返送した不具合品の調査結果について、
報告がされていない事に気づいて、
それについても要求しました。

そういうやり取りをしていたのは、
仕入れを担当している私なんですが、
その後、不具合が出ていない事で、
報告が届いていない事を、
まったく気にしてませんでした。

不具合が出ていなければ、
それほど問題にならなかったんだろうけど、
再び不具合が出たので、
その対応に頭を悩ませていた社長が、
私にイライラの矛先を向けてきました。

「どうして、こんなに報告に時間が掛かってるんだ」
「30分以内に報告をさせろ」
「自分のやるべき仕事をちゃんとしろ。」
と、
とにかく感情的に言ってくる。

お客さんから苦情を言われて、
その対応で大変なのはわかります。

でも、
不具合についての報告が届いていないことを、
まったく気にしていなかったのは、
社長も同じなんです。

私がメーカーとやり取りをしていたとは言っても、
その事については、
当然 社長も知っているんです。

社長自身も、
交換した後、
不具合が発生しない事で、
すっかり安心しきっていたはずなんです。

それでも、
問題が起こった時、
まず、部下やメーカーを責めてしまう。

部下を追い立て、
恐怖を与え、
「やれ」と言い、

まさに『ボス』のふるまいでした。

社長は、
人当たりが良くて、
社交的で、
おしゃべりで、
いわゆる『愛想の良い人』です。

私は、
社長を見ていて、
『愛想の良い人』が怖くなります。

社長は、
誰に対しても、
ニコニコして、楽しそうに話しかけます。
冗談を交えながら、
雑談で、相手を楽しませます。

でも、
そんな相手の事を、
陰で、
「馬鹿だ」
「さぼってばかりだ」
「センスが無い」
と、こき下ろしてます。

一緒にいる時は、
あんなに仲良さそうに過ごしているのに、
いないところでは、ダメ出しばかりです。

その姿を見て、
「きっと私も、陰でぼろくそに言われているんだろう。
 いや、目の前でもぼろくそだから、
 いないところでは、逆に存在すら忘れてしまっているかも」
と思ってます。

他人の頭や心の中は、
本当に分からない。
だから、
きっと『知らぬが仏』なんだろう。