「関東大震災から100年」
そんな言葉が、
ニュース番組で聞こえて来た。
そうかあ、
100年かあ。
なんて、
今年50歳の私だと、
当時の事を思い出すなんて事は出来ないけれど、
それでも、
大きな地震で、
大変な思いをした人が、
大勢いたんだと言う事は分かる。
調べてみたら、
死者・行方不明者が、
10万人以上もいたそうです。
この人数は、
日本災害史上、最悪だと言われているらしい。
東日本大震災の、
死者・行方不明者が2万人だそうなので、
その被害の大きさが分かる。
地震の発生の記録や、
地震の起きる間隔などから、
大きな地震が、
起きる、起きると言われ続けて、
何年も経つ。
南海トラフ地震は、
マグニチュード8~9クラスの地震で
30年以内の発生確率が70~80%だと言われている。
南海トラフでは、
過去1,400年間に、
約90~150年の間隔で大地震が発生していて、
次の地震までの間隔は、88.2年と予測しているらしい。
1944年の昭和東南海地震や1946年の昭和南海地震が発生してから、
80年近く経過しているから、
南海トラフにおける大地震発生の可能性は、
すごく高い
もし、
南海トラフ地震が起きたら、
静岡県から宮崎県にかけて、
震度7の揺れが起きる可能性があると言われている。
隣接する周辺の広い地域では、
震度6強から6弱の強い揺れになると想定されている。
さらに、関東地方から九州地方にかけての
太平洋沿岸の広い地域に
10mを超える大津波の襲来が想定されている。
震度7に10mの大津波。
東日本大震災でも、
最大震度7で、
最大9mの津波が発生した。
ということは、
想定されている、
南海トラフの地震の規模は、
それに匹敵するということだ。
しかも、
静岡県から宮崎県までと、
すごく広い範囲で、
災害が発生するので、
自衛隊などの救助隊が、
なかなか現地に到達できないと
言われているよね。
東日本大震災が発生した時、
その様子を、
テレビの速報で見た。
テレビで流れている映像が、
現実の事だと思えなかった。
特に、
津波で、
街中が、
まるで海の様に、
水に浸かって、
その中を、
建物が流れて行く。
普段、
暮らしている家が、
水に流れて行くなんて、
信じられなかった。
津波が引いた後も、
街中が、
波にさらわれたみたいになっていて、
自然の力の大きさを、
思い知った。
人間が、
どれだけ知能が高くても、
どれだけ科学を発展させたとしても、
自然の力には敵わないんだと、
言われている感じがした。
地震だけじゃなく、
台風や大雨などで、
一瞬で、
自分の生活拠点が奪われてしまうかもしれない。
災害だけじゃなく、
病気や怪我、
事故などで、
自分の人生の終わりが、
心の準備も出来ないうちに来てしまう
なんてこともありうる。
人生は、
何が起きるか、
本当に予測不可能。
そう思うと、
自分にとって、
必要なモノって何なのか。
大切なモノって何なのか。
そういうことを、
早く確認しておかないと
って気持ちになる。
確認してみたら、
必要なモノも
大切なモノも、
意外と少ない気がする。
だって、
抱えきれないほど持とうとしても、
結局、
溢れてこぼれてしまうだろうし、
そんなにたくさんのモノに、
心を向けられない気がする。
たくさんのモノに、
囲まれていなくても、
自分が幸せなら、
貧しくなんて無いのだろう。
ただ、
避難所に何持って行く
って考えた時、
貯金通帳を思い浮かべてしまった自分が、
ちょっと寂しかったけど、
でも、
お金は大事だよな
とも思った日でした。