ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

母の施設でコロナ感染者が出ました 面会中止中

母がお世話になっている介護施設で、
コロナウイルスに感染した方が出たそうです。

それに伴って、
面会は休止。

先月も
感染者が出て、
3週間ほど、
面会が出来ない状態でした。

先週、
面会が再開されて、
週末に母に会いに行って来たところだったんだけど、
たった1週間で、
再び 面会休止。

コロナウイルスが、
5類感染症に移行されて、
以前のように、
陽性者の外出が制限されたり、
まわりにいる人が、
『濃厚接触者』という呼び名に変わったり、
なんてことはない。

マスクの着用さえ、
個人の判断に任されている。

実際、
最近では、
マスクをせずに、
人と会う事も増えた。

でも、
やはり、
病院や介護施設では、
まだまだ、
そういう訳にはいかないだろう。

感染しても、
重症化する率が低い
とは言っても、
率が低いだけで、
重症化する場合もある。

免疫力や体力の少ない、
病人や高齢者が多い場所では、
コロナウイルスに限らず、
感染症すべて、
油断してはいけない
恐ろしいもののままなんだ。

これで、
しばらく母に会う事が出来なくなった。

コロナが2類相当だった頃、
最初に入院していた病院では、
面会はまったく出来なかった。

だから、
入院してから約2年間。
まったく会うことが出来なかった。

母の場合は、
突然倒れて、
そのまま寝たきり状態で、
入院生活が始まった。

症状が良くなってからは、
歩けなくなってしまった身体を、
動かせるように、
リハビリが始まった。

その間、
母は、
家族も、
友達も、
会いに来ることは無く、
精神的に一人ぼっちで、
病院で過ごしていた。

環境の変化のせいか、
一時は、
痴呆の症状も出ていたらしい。

そんな状態から、
今では、
自分で、
ベッドから車いすに、
移れるまで、
身体が動くようになった。

我が母ながら、
すごいなと思う。

そして、
いつ、
何が原因で、
自由な生活が奪われてしまうか
分からないのだと思い知らされた。

病気や怪我で、
身体が不自由になれば、
行動だって自由には出来なくなる。

自分の家で暮らす事も出来なくなるかもしれないし、
行きたいところへ行くことも出来ない。

やりたいことも我慢しなければいけないかもしれないし、
会いたい人にも、なかなか会えない。


そういう現実を知って、
健康でいられることが、
どれだけ恵まれているのかということを、
実感することが出来た。

お金や高価なものを
いくら持っていたって、
使わなければ意味が無い。

それに、
そんなものに囲まれているより、
自由に毎日を過ごせることの方が、
私にとっては、
価値があるのだと思うようになった。

将来、
私の身に何かが起こって、
母の様に、
施設にお世話になることになったら、
最低限の身の回りのモノしか、
持ってはいけないだろう。

そう思ったら、
所有欲が一気に無くなってしまった。

生活に必要なモノだけで、
あとは、
自分の楽しみにつながるものだけを
持っていれば、
それ以上は、
将来 きっと邪魔になってしまうだろう。

母は、
面会時に何を持ってきてほしいか
と聞くと、
いつも
「おやつを持ってきて」
と言う。

そういうものなんだな
って思う。