ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

人間はどうしてこうも凶暴なのか

昨日、東京の山手線を走る電車の中で、
刃物をタオルに包んで持っていた乗客がいたらしい。

その刃物が、
タオルが外れて見えてしまって、
その様子を見た、他の乗客が、
刃物を持ち込んだ危険人物と思った。

その後、
どういう経緯でそうなったのか、
詳しい事は分からないけれど、
危険な状況から、
我先にと逃げようとした乗客で、
車内は混乱状態になったらしい。

その電車が、
駅に着いた時の映像が、
ニュースで流れていたけれど、
パニックって、
こういう感じなんだね。

まさに
『逃げ惑う』って感じだった。
怪我をした人がいたそうだけど、
刃物とはまったく関係無くて、
パニックに巻き込まれて、
転んだりして怪我をしたらしい。

なんだまた、
包丁をタオルに包んだだけの状態で持っていたんだろうね。
しかも、
公共交通機関である電車、
しかも、
首都 東京の中心
山手線に乗るなんて。

これは、
偶然なのか分からないけど、
京王線で、
ナイフで人を切りつけ、
車内に火を付けて、
乗客を傷つけた犯人の初公判が行われたらしい。

前に、
観光船の事故で、
安全だと信じ切っている乗り物が、
けっして安全では無いのだと知ったけれど、
同じように、
電車も安全な乗り物だと信じ込んでいる人が
けっこう多いんじゃないかな。

以前、
新幹線の車内でも、
人を刺し、火を点けた犯人がいたけれど、
こういう危険性って、
乗り物の安全性というより、
人間の凶暴性に対する備えなのかもしれない。

私自身が、
『人間』という生物であるにもかかわらず、
『人間』と言う生物が、
どういう生き物なのか、
ほとんど分かっていない気がする。

大きな脳を持って、
知能指数だって高い方だと思う。
本能だけではなく、
理性的に行動する事だって出来る。

はずだ。

だけど、
世の中には、
とても理性的に行動しているとは思えない、
事件がたくさんある。

今、
毎日のように報道されている、
6歳の男の子を殺害した大人たちもそうだ。

6歳と言えば、
身長は1mちょっと。
あきらかに自分より小さい身体の子どもに対して、
死んでしまうまで、
暴力をふるう事が、
本当に出来るもんなんだろうか。

子育てと言うのは、
大変な事も多いだろうし、
保護者だって、
しんどくなって、気持ちが荒れてしまうことも
あるだろう。
そんな時、
つい手が出る
というのは、
理解出来なくはない。
でも、
死んでしまうまで、
何度も何度も、
何日も何日も、
暴力をふるう事は、
どうやっても理解出来ない。

いや、
理解したくない。

どんな理由があったとしても、
他人を傷つけたり、
命を奪う行為は、
やっぱり止めなければいけないと思う。

そういう行為は、
相手に、
恐怖や悲しさ、痛さやつらさ、
そういう負の感情しか与えない。

ただ、
人間の中には、
「誰かを傷つけたい」
「命を奪いたい」
という欲望を持つ人もいるらしい。

こういう相手は、
攻撃する理由は、命を奪うためなので、
そこに納得出来る理由は存在しないらしい。

そういう相手には、
常識やルール、命の尊さ、
そんなものは通用しない。
恐ろしいけれど、
そういう人も、
確実に存在する。

他人を傷つける人間の心理など、
理解することは出来ないのかもしれない。
ならば、
逃げるしかない。

今回の事件なら、
なんとしても、
子どもさんを保護するべきだった。

何が正しくて、
何が間違いなのか。
その線引きは、
本当に難しいけれど、
子どもたちが、
大人に殺されるなんて、
そんな悲しい事件は、
どうか終わりにして欲しい。