ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

入り口に車いすが置いてある理由

病院やスーパーなどの入り口に、
車いすが置いてある場所が、
けっこうある。

入り口に置かれた、
借りることが出来る車いすを、
今まで、
いろんな場所で、
何ああ度も見かけていたけれど、
見るたびに、
どうして車いすが置かれているのか、
その理由が分からなかった。

と言うのも、
車いすに乗っている人なら、
自分用の車いすを持っているはずで、
出先で借りる必要なんて無いんじゃないか
って思ったんです。

でも、
昨日、
母を病院に連れて行った際に、
病院で、
車いすを借りることになってみて、
ようやく、
あちこちに置かれている車いすの理由が分かった。

そうなんですよ。
母の様に、
日頃、
家の中で暮らしている時は、
車いすを利用していなくても、
いざ、
出掛けることになった時、
車いすの助けが必要な人もいるんだ。

私の母の場合は、
家の中から、
車まで、
そして、
車を降りて、
出掛けた先で移動する時、
その時には、
車いすが必要だ。

でも、
私のトランクの狭い車だと、
車いすを運ぶのが、
ちょっと大変だ。
なんとか、
車いすをトランクに押し込んだとしても、
今度は、
他の荷物はトランクには載せることが出来なくなる。

そういう時、
出先で、
車いすを借りることが出来ると、
それだけでも、
荷物が減って、ありがたいんだなあ。

こういう事も、
自分が体験しないと、
分からないもんなんだなあ。

いたるところにある段差とか、
階段とか、
そういうモノが、
母の様に、
歩くことが不自由な人にとっては、
とんでもなく大きな壁になるんだということも、
実際に目の当たりにして、
理解できるようになった。

母を連れて行った病院でも、
入り口のスロープやエレベーターがあって、
本当に助かった。

病院でも、
古い建物だと、
段差や階段が残っているところも、
きっとあるよね。

私が今勤めている会社も、
事務所に入るにも、
2~3段だけど、
階段があるし、
仕事でしょっちゅう出入りする倉庫は、
段数20段近くの階段のみしか、
行く手段が無い。

もしも、
足を怪我でもして、
昇り降りが出来なくなったら、
今の職場だと、
動き回ることが出来なくなるだろうから、
仕事を続けて事が出来ないだろうなあ。

バリアフリーの大切さって、
頭では分かっていても、
自分が大変な思いをしてみないと、
本当の意味で、
必要なんだということを理解できないのかもしれないな。

私自身は、
小学生の頃、
腕にひびが入って、
少しの間、
腕を吊った状態で過ごしたことがあるけれど、
きっと不自由だったと思う。
だけど、
子どもの頃だったからなのか、
それほど、つらくなかったのか、
その時のことを、
ほとんど覚えてないんだよなあ。

でも、
治るまでの間は、
ランドセルを背負うことが出来なかったことだけは、
なんとか覚えてるなあ。

人の数だけ、
いろんな弱点とか、
いろんな不自由がある。

すべての人に対応することは難しいけれど、
それでも、
いつ、
自分が不自由な状態になるか分からないんだから、
少しずつでも、
バリアフリー』が進んでいくといいな。

改装などには、
お金も必要だから、
そう簡単にはいかないこともあるだろうけど、
そういうことにこそ、
税金を使って欲しいもんです。