土曜日の夜、
突然 スマホから大きな警告音が鳴り出しました。
と、
ほぼ同時に、
地域の防災スピーカーから、
防災放送も聞こえて来た。
『津波注意報』の文字に、
一瞬、頭の理解が追い付かなかった。
東日本大震災の記憶があるので、
津波の前に、
地震が起きると思い込んでいた。
しかし、
地球は、
世界中が海でつながっているんだということを、
分かってなかった。
世界のどこで大きな地震が起きても、
それは、
大なり小なり、
地球中に影響するんだ。
津波注意報の原因は、
フィリピンで起きた大きな地震だった。
フィリピンまでは3000km。
北海道から沖縄が3400kmだから、
決して遠い場所で起きた地震では無かった。
地図で見たら、
すごく近い。
フィリピン海と東シナ海、太平洋、
それらの海に挟まれて、
地球レベルで見れば、
正面にある国と言っても良い。
でも、
今のところ、
10~40センチくらいの津波の規模の様で、
すこし安心しました。
それでも、
地震というのは、
何度も揺れるものみたいだから、
まだ安心してしまう訳にはいかないだろうな。
海岸沿いの地域などでは、
避難指示も出たみたい。
ずっと言われ続けている、
南海トラフの大地震。
これが発生したら、
太平洋側では、たった3分で、
最大34mの津波が襲ってくる。
34mだよ。
10階建てのビルの高さ。
そんな高い建物。
私の地元には無い。
それなら、
山の上まで登れば良いのか。
いや、
たった3分で山まで移動するなんて、
現実的ではない。
それなら、
3分以内で膨らますことが出来る、
ボートを用意しておいた方が、
現実的だ。
最近の、
線状降水帯による大雨に備えて、
ボートを用意している人も多いみたい。
あと、
大人が使える浮き輪も必要だな。
そんな大きな津波が襲ってきたときに、
浮き輪なんかで、
命が守れるのか、
正直 疑問ではあるけれど。
素人では、
それぐらいしか思いつかない。
球体型シェルターというものもあるらしいけど、
大人4人が入れるもので、
90万円くらいだって。
ああ、
4人乗り90万円か。
自治体で、用意するには、
ちょっと無理があるなあ。
東日本大震災で、
10~15mの津波だったらしいけど、
あれだけの大きな被害が出て、
たくさんの人が亡くなったり、行方不明になった。
それが、
34mなんてことになったら、
逃げることも、命を守ることも、
ちょっと絶望的ではないだろうか。
なんか、
そういう悲観的な事を考えるのは嫌だけど、
数字だけ見ると、
人間が立ち向かえる規模ではない気がする。
いつ起きてもおかしくないって言われてるけど、
こんな数字を見ると、
太平洋側で暮らすことさえ、
考え直したくなるね。
自然の力を前にすると、
人間って、
本当に非力だ。
フィリピンの大地震。
被害が少しでも少ないことを祈ります。