阪神淡路大震災が発生してから、
今年で29年だそうです。
そうだよなあ。
その時、私は大学生だった。
あんな大きな地震を、
意識したのは、
生まれて初めてだったんじゃないだろうか。
さいわい、
私は電車の運休や遅延に巻き込まれたくらいで、
私自身も自宅も、
まったく被害を受けずに済んだ。
でも、
地震で、
高速道路が倒れている映像や、
火事で真っ赤になっている街並みの映像は、
衝撃だった。
ただ、
この時の地震では、
大きな津波は発生しなかったので、
この時は、
津波に対する恐怖は生まれなかったと思う。
そして、
それから16年経って、
東日本大震災が起きるんだけど、
あの時の映像は、
阪神淡路大震災とは違って、
街中を水がすごい勢いで通り過ぎていって、
いろんなものをなぎ倒して、
押し流していく感じだった。
自然の力には、
どうやったって勝てない、
そんな風に思い知らされた感じがした。
東北だけではなく、
関東でも大きく揺れて、
交通機関が麻痺して、
自宅に帰れない人たちが大勢いて、
『帰宅難民』という言葉を初めて聞いたんでは無いだろうか。
その時、
停電の影響なのか、
乾電池が品薄になったとかで、
前社長が、
横浜に住んでいる息子さんに乾電池を送ろうとしたけれど、
地震の影響が無かった私の地元でも、
乾電池が店から消えていたと聞いたような気がする。
地震の発生場所近くに、
原子力発電所があったために、
地震後も、その影響が注目されました。
地震が収まった後も、
自宅に近寄ることが出来ないとか、
その地域に対する風評被害もあって、
地元の人たちは、
地震に被災したことに加えて、
さらにつらい思いをしただろう。
避難所生活も長かったと聞くし、
原発の関係で自宅に戻れない人も多いだろうし、
地震が原因で、
その地域を離れざるを得ない人も多かっただろう。
そして、
それから13年経って、
元旦の石川県での大地震。
コロナ禍の行動自粛もようやく無くなって、
帰省も今までの様に出来るようになった。
年末年始の休みを利用して、
観光旅行をしていた人もいただろう。
そんな時に、
また大きな地震が起きた。
今年は暖かい年末年始と言われ、
石川県でも、
地震が発生した瞬間の映像では、
雪の姿はあまり見なかった。
なのに、
避難生活が始まった途端、
寒さが戻り、
雪が積もり始めるなんて。
道路の復旧作業も、
降り積もる雪のために、
除雪作業も同時に行わなくては行けなくて、
なかなか進まないという。
もともと、
雪国では、
屋根に降り積もった雪で、
家屋が倒壊することが有ると言うのに、
地震の揺れで弱った家屋は、
雪の重さに耐えられないだろう。
自宅が、
崩れ落ちる姿と言うのは、
想像以上に、
精神的にダメージを与えるんじゃないだろうか。
私は実家で暮らしているので、
自力で家を建てたことがないけれど、
そういう人は、
余計に悔しいんじゃないだろうか。
帰る場所が無いとか、
夜寝る場所が無いというのは、
すごく不安だと思う。
避難所での生活は、
何つけても、
不自由だろうし、
地震では、
直接の被災だけではなく、
震災関連死と言う、
その後の避難生活などで亡くなるケースが多いらしい。
温暖な私の地元でも、
ここしばらくは、
寒さが厳しい。
雪国では、
さらに厳しい寒さだろう。
早く、
少しでも早く、
復興して欲しい。