ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

断腸亭にちじょう 2巻と3巻

断腸亭にちじょう(2) (サンデーうぇぶりコミックス) [ ガンプ


断腸亭にちじょう(3) (サンデーうぇぶりコミックス) [ ガンプ ]

この週末に読んだ漫画2冊。

断腸亭にちじょうは、
1巻だけは、
おそらく去年、買って読んであったんだけど、
その後、
2巻と3巻が発売されていることを知らなくて。

大腸がんのステージ4を告知された男性の、
闘病の記録の漫画。

最近は、
癌を告知された後、
癌サバイバーとして、
漫画や動画で、
闘病の様子を表現する人が多い。

たいていの人が、
告知されるまでは、
まさか、
自分が癌になるなんて思ってもいない。

そりゃあ、
そうだよな。
自分が癌になるって分かれば、
もっと早期に発見するチャンスがあったかもしれないもの。

癌は、
ステージで状態を表現するけれど、
ステージ4というのは、
がんが最初に発生した部位(原発巣)を超えて、
離れた場所にある臓器に転移(遠隔転移)している状態
を言うらしい。

末期がんとは“治療方法がほとんどない、
または、通常のがん治療では身体の体力を奪って、
死期を近づけてしまう状態を言う。

つまり、
ステージ4と末期がんとは、
似て非なるものなんだという事なんだ。

癌って、手術でがんを切除するもんだと思ってた。
でも、
最近知ったけど、
あちこちに転移していたり、
身体の体力を奪って危険だったり、
手術ができない場合は、
抗がん剤を投与する化学療法や、
がんに放射線を当てて
がん細胞の増殖を抑える放射線療法が行われるんだね。

手術が出来ない場合があるなんて、
最近まで知らなかった。
しかも、化学療法も難しい場合は、
痛みや気分の低下を抑えるなど、症状に応じた対症療法が施術される。

前社長の奥さんの場合も、
最初は、
手術をする前に、
癌を小さくするために、
抗がん剤治療をして、
その後、
手術をすると話していた。

聞いた話によると、
抗がん剤治療の間は、
かなりつらい思いをしたそうです。
そんなつらい思いをして、
抗がん剤治療をしたにも関わらず、
効果があまり無くて、
手術は結局出来なかったらしい。

手術が出来なかったので、
抗がん剤と緩和ケアを、
亡くなるまで続けていたらしい。

どんな病気でも、
つらい思いをするのは同じだと思うけれど、
癌と言う病気の怖いのは、
転移と再発なんだと思う。

なんとか、
手術で、
癌化した臓器を切除できたとしても、
検査で見つからない場所に転移していたり、
その後、
再発したり、
そういう可能性がゼロではない。

そういう恐怖を、
癌になった人は、
ずっと抱えたまま、
過ごさなければいけない。

私も、
ここ数年は、
がん検診を受けているけれど、
検診で、
もしも癌が見つかったらどうしよう
って、
毎回、
検査結果を知るのが怖い。

この漫画では、
大腸がんのステージ4と診断され、
抗がん剤治療を受けているんだけど、
抗がん剤と言うのは、
癌細胞を直接攻撃するんだけど、
その威力の大きさの反面、
副作用も大きいと聞くよね。

漫画の中でも、
指先がしびれたり、
便秘になったり、
だるくて動けなかったり。

癌細胞だけでなく、
健康な細胞までもが、
攻撃されてしまうのだろうか。

抗がん剤の副作用と言うと、
脱毛というのが、
イメージとして強いですよね。

他にも、
口内炎が何個も出来るというのも聞いたことがある。

治療するために、
お薬と言うのは、
必要不可欠なんだとは思うけれど、
やはり、
その効果が大きければ大きいほど、
副作用が怖いです。

私も、
以前、
抗生物質を処方されて、
そのせいで、
下痢と嘔吐が同時に起こって、
倒れそうになったことがあった。

普段、
健康で、
消化器官も丈夫な私なのに、
薬を服用したら、
一気に体調が悪くなってしまった。

それ以来、
抗生物質と言う薬剤に対して、
恐怖を感じるし、
今後、
処方される場合は、
必ず、
胃薬を処方してもらおうと、
心に誓っている。

癌と言うのは、
誰もが罹る可能性がある病気だし、
防ぐのは難しい気がする。

だから、
せめて、
早期発見したいと思って、
勇気を出して、
がん検診を受けている。

来月には、
胃カメラ検査と大腸がん検査を受ける。

そして、
夏前には、
腹部エコーを受ける予定。

春には乳がん検査を受けて、
6月には、
子宮頸がんと子宮エコーの検査を受ける。

春から夏にかけて、
毎年、
がん検査の連続で、
それで、
せっかくの休みが潰れてしまう。

でも、
今の目標は、
健康に寿命を全うすることなので、
その為には、
仕方ない。

漫画の中に、
「なんで自分ばっかりこんな目に合うんだろう」
という主人公のセリフがある。

まさにそうだよな。

癌のような大きな病気はもちろん、
生まれつきの障害や持病などで、
大変な思いをしている人は、
1度ならず、
こういう気持ちを感じる事だろう。

大なり小なり、
人は、
何かしらの悩みやつらさを持っている。

そういう時、
つい、
『自分ばっかり』
と、
恨み言を言ってしまう。

つらいよな。
結局、
自分の気持ちは、
自分にしかわからない。

同じように、
他人の気持ちは、
自分には分からない。

だから、
『自分ばっかり』を、
皆が感じているんだと理解して、
『お互い様』
だと思えることが出来れば、
少しは穏やかになれそうな気がする。

とは言え、
私には、
そんなつらい思いは、
今のところ、無いのだけれど。