ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

仮想空間の世界

数年前、
通っている美容院の美容師さんに
「面白いですよ」
と教えてもらって見た


数えるほどしか、
映画やアニメを見ていない私が、
こんなことを言うのはどうかと思うけれど、
今のところ、
これより面白いと思うモノに出会えていない。

こんなおばちゃんが
何を言ってるんだと笑われちゃうかもしれないけど、
最初に、
ozの世界が映った時の、
衝撃っていうのかな。
もうねえ、
最高だった。

その後、DVDも手に入れて、
何度も見ているんだけど、
何回も見ても、
最初のozのシーンが好きなんだよね。

で、
そんな細田守さんの映画

テレビで放送されると知って、
すごく楽しみにしていた。

この映画でも、
『U』と呼ばれる仮想空間が登場して、
人の分身である『As』として、
仮想空間で過ごしている。

サマーウォーズ』が作られてから、
10年以上が経っていたけれど、
仮想空間の感じは、
それほど変わり映えがしなかった。

そのせいか、
サマーウォーズ』を見た時のような
衝撃は無かったなあ。
ああ、
時が経っても、
仮想空間のイメージって、
フィクションでも、
それほど変わらないんだなあって、
正直、ちょっと残念だった。

しかも、
動画サイトなどで、
顔を出さずに、
曲を発表するミュージシャンも、
今では、
たくさん存在しているし、
バーチャルYouTuberと言うのかな。
アバターの姿で動画配信する人も、たくさんいる。

現実でも、
メタバース』と呼ばれる仮想空間が存在して、
先日も、
そこで、松任谷由実さんが、
アバターで新曲のイベントをしたという
ニュースを見たばかりだ。

今後、
仮想空間の中で、
アバターの姿で、
生活する時代が、きっと来るんだと思う。

仮想空間自体は、
それほど変わり映えしなかったけれど、
その世界で、
起こる様々な出来事は、
今どきのモノが多いなと思った。

口コミやレビューなどで、
あっという間に人気者になる反面、
心無い誹謗中傷も、あっという間に増える怖さ。
皆が、
アバターの姿で、
自分の本当の姿を隠しているくせに、
他人の正体は知りたがる。

外面は、
心優しく、幸せな顔をしているのに、
本当は、
寂しかったり、
他人を傷つけていたりする。

現実の世界にいても、
仮想空間にいても、
大切な事は同じなんだろうね。

誰でも他人に知られたくない事はある。
だから、
すべてをさらす必要は無いと思う。

いつでも、
誰にでも、
親切で優しく出来ない事もある。

しんどかったり、
嫌な事があった時は、
他人につらく当たったり、
意地悪をしてしまうこともある。

でも、とことんまでやっつけてはいけない。
他人を立ち上がれないほど 傷つけたり
逃げ場がないところまで 追い詰めたり、
そういう話を、
あちこちで聞く。

現実だろうが、
仮想空間だろうが、
やっちゃいけないことは、やっちゃいけないんだよね。

今どきの学生さんたちは、
ネットの中で、
仲間はずれにしたり、
ひどい言葉を送りつけたりして、
いじめをするらしい。

おばちゃんの頃なら、
学校にいる間、無視されたり。
教科書に落書きされたりなんて、
現実でされていたことが、
ネットの世界でも行われているんだな。

どんなに相手の事が気に入らなくても、
逃げ場が無くなるほど、
追い詰めてはいけないんだと思う。

ボクシングでも、
コーナーに追い詰めて、
殴り続けてれば、
審判が止めるでしょ。

逃げ場がないという状況は、
本当につらい。

コーナーに追い詰められている人に、
早く誰かが気づいて、
逃がしてあげられる。
そういう仕組みが、
少しでも 出来ていくと良いなと、
この映画を見ていて、
ちょっと考えた。