ぼっちおばちゃん あきさんの日記

ぼっちだけど楽しく生きてます。 いろいろあるから面白い。  読書・ゲーム・お金 楽しもう人生。

週末に読んだ本の話

さて、読書の話 2日目。
益田ミリさんの本を2冊。


週末、森で (幻冬舎文庫) [ 益田ミリ ]

この本 2009年の作品なんだけど、
すでに、
今ではおなじみの
リモートワークや田舎移住を、
登場人物の早川さんが実践してるのにびっくり。

調べてみたら、
2009年って、
リーマンショックの翌年で、
景気がすごく落ち込んだ年だったらしい。

派遣切りなんて言葉も飛び交っていた時に、
都会を離れて、
田舎で暮らそうとする早川さんは、
なかなかの強者だよなあ。

しかも、
田舎に住もうと思った理由が、
読者プレゼントで、
ハイブリッドカーが当たって、
都会じゃ駐車場代が高いから
という、
なんともふざけた理由。

翻訳家の早川さんは、
田舎に引っ越して、仕事が減ってしまったけれど、
家庭教師や着付教室の先生をしたり、
民宿のおじさんに貰ったカヤックに乗ったり、
なんだか楽しそう。

そんな早川さんのお家に、
都会で働く友達の
マユミちゃんとせっちゃんが、
しょっちゅう遊びに来る。

二人とも、
仕事でイライラ、モヤモヤすることが多い毎日。
だから、
田舎暮らしをする早川さんのお家に、
しょっちゅうやって来ては、
仕事を忘れられる田舎生活を楽しんで、
また帰っていく。

遊びに来るたびに、
マユミちゃんとせっちゃんは、
田舎遊びを楽しんで、
とうとう自分専用のカヤックを買って、
早川さんのお家にはタンスを置くまでに。

マユミちゃんが
「この部屋 落ち着く 本気で」
というセリフが
そんな2人の気持ちそのものなんだろうなあ。

お休みの日には、
仕事を忘れられるような時間を過ごせる場所があるのって、
うらやましいなあ。
私も早川さん家のような場所を見つけたい。

そして、
もう1冊。
​​
わたしを支えるもの すーちゃんの人生 (幻冬舎文庫) [ 益田 ミリ ]

すーちゃんシリーズ。
40歳になったすーちゃん。
保育園で調理師として働き始めて3年。
仕事には慣れて来た頃。

私は50歳直前だけど、
自分が歳を取るにつれて、
周りの人たちの状況も変わっていくんだよね。

ともだちの家族構成が変わったり、
職場の面子が変わったり、
家族との関係も変わっていく。

環境が変わるとともに、
考える事や悩むことも変わっていく。

ああ、
私が40歳になった時って、
どんなこと考えてたっけなあ。
なんて思い出そうとしたけれど、
不思議と忘れてしまってるんだよね。

その瞬間は、
もう無理だ
どうしようもない
なんて思ってたことも、
時が経つと、
忘れてしまってたりするのかもしれない。

だから、
今 悩んでる事も、
あんまり深く考え込まずに、
のんびり ゆったり構えるのも、
楽な歳の取り方かもしれないな。

なんてことを思った2冊でした。